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千葉・鎌ケ谷市の事例で学ぶ 特殊詐欺の対策と手口 「息子ががんになった」に注意【動画あり】

  • 2024年2月9日

詐欺のさまざまな手口をお伝えし、被害を未然に防ごうという「STOP詐欺被害!」です。
最近、実際にあった手口を見ていきます。
今回のテーマは「息子ががんになった」に注意です。

去年11月、千葉県鎌ケ谷市に住む80代の女性の自宅に、大学病院の職員を名乗る男から「息子さんが咽頭がんになった。あす、検査をする関係で息子さんから連絡があると思います」と電話がありました。

しばらくすると、今度は息子を名乗る男から電話があり、苦しそうな声で「病院内の公衆電話に財布と携帯電話を忘れた。がんの治療のためにお金が必要だが、いくら用意できる」と言うのです。

心配になった女性は、息子の治療のためならと「100万円ならすぐに支払える」と答え、急いでタンス預金から現金を用意すると、自宅の前にいた会社の上司だという男に手渡してしまいました。

皆さんへのお願いです。「息子ががんになったに注意」

詐欺グループは、がんを含めて家族が病気になったと不安をあおって、治療費などの名目で現金をだまし取ろうとしてきます。

こうした手口でよく出てくるのが、今回の「咽頭がん」のようなのどの病気です。
声が本人と違うことを怪しまれないようにするためなんです。

家族が病気という電話、それものどに関するものであれば詐欺の疑いがあります。
一度電話を切って、あなたが知っている家族の番号に電話をかけたり、警察に相談したりするようにしてください。

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