詐欺のさまざまな手口をお伝えし、被害を未然に防ごうという「STOP詐欺被害!」
最近、実際にあった手口を見ていきます。
今回のテーマは「“第三者に話さないで”に注意!!」です。
ことし7月、群馬県沼田市に住む60代の女性の携帯電話に「ご利用料金について話したいことがある。指定の電話番号にご連絡ください」などといったショートメッセージが届きました。
女性が電話をかけると通信サービスに関係する会社の社員だという男から「1年間にわたり、誤ってサイトに登録されていて利用料金を滞納しています。国の救済制度を使えば返金されます」と言われました。
そして、男はこう付け加えました。
「救済制度を使える条件は、このことを家族や友人、警察などの第三者に話さないことです」。
話を信じた女性はサイトの利用料などとして要求された金を5回に渡って合わせておよそ240万円指定の口座に振り込みました。
その後、不審に感じて家族に相談し、だまされたことに気がついたというこです。
皆さんへのお願いです。「“第三者に話さないで”に注意!!」
詐欺グループは被害の発覚を遅らせようとあなたが周囲に相談しないように持ちかけてきます。
「第三者に話すな」などと求めるのは詐欺の手口の1つです。
電話でこうした話があれば詐欺の疑いが濃厚です。すぐに警察に相談してください。