詐欺のさまざまな手口をお伝えし、被害を未然に防ごうという「STOP詐欺被害!」
最近、実際にあった手口を見ていきます。
今回のテーマは「“不審な国際電話”に注意」です。
9月、埼玉県上里町に住む27歳の女性のもとに中国の国番号「86」で始まる国際電話がかかってきました。電話に出ると相手は「大使館」の職員だと名乗り「あなたが海外へ送った荷物から他人名義のキャッシュカード8枚が見つかった」と言うのです。
さらに中国公安局の職員だという別の男も出て、「あなたは重大な事件に関わっている。逃亡の意思がないことを証明するため保釈金が必要だ」と求めてきました。
話を信じた女性は男が指定する口座に現金500万円を振り込みだまし取られました。
皆さんへのお願いです。「“不審な国際電話”に注意」
警察によりますと、国際電話を使用した特殊詐欺の被害が増えているということです。
詐欺グループは、「重大な事件に関わっている」などと不安をあおった上で、お金を振り込ませようとしてきます。不審な国際電話がかかってきて身に覚えのないことを言われたら、家族や警察にすぐに相談してください。