詐欺：詐欺電話の音声を聞き対策を

「ご自宅に累積医療費のご案内と書かれた封筒をお送りしているのですが、封筒の中身は確認してもらえましたでしょうか」。

8月、川口市の40代の男性に市役所の職員を名乗る男から電話がかかってきました。
男性が封筒は届いていないと答えると、男はさらに続けます。

「こちらの封筒の中にですね、ご返信が必要な申請書が同封されていたんですが、その申請書の提出期限がですね。6月30日までとなっておりまして、まだ●●様からのご返事が頂けていないので、お電話したんですが。（中略）どなたかほかに確認された方はいらっしゃいませんかね」。

「いや、郵便物の確認は自分がやっているので、どうすればいいですか」。

「書類の内容は覚えていらっしゃいますか」。

「いや、それ自体見ていないと思うんですけど」。

「そうですか。ではまた私の方でも確認を致しますので、●●様の方でも今一度確認の方をよろしくお願いします」。

市の職員を名乗っていながら都内の市外局番だったことから不審に思った男性は、市役所に確認したところ、詐欺だとわかり被害を免れました。

皆さんへのお願いです。「詐欺電話の音声を聞き対策を」

特殊詐欺の被害にあわないためには詐欺グループの手口を知ることが大切です。
ご紹介したやりとりは、埼玉県警察本部のホームページでも公開されています。是非対策に役立ててください。