詐欺のさまざまな手口をお伝えし、被害を未然に防ごうという「STOP詐欺被害!」。今回のテーマは「“カードを外に置いてほしい”に注意!」です。
ことし6月、栃木県内に住む80代の女性の自宅にデパートの店員を名乗る女から「クレジットカードが不正利用されている可能性があります。カード会社に連絡してほしい」と電話がありました。
女性が指定された番号に電話すると、銀行協会の職員を名乗る男が出て、「カードが不正利用され止める必要があるので、銀行名と口座番号、暗証番号を教えてほしい」と言ってきて、女性は手続きをしてもらえると思って教えてしまいました。
さらに、男はこういいました。
「古いカードを交換する必要があるが、コロナの影響で対面では受け取れないので外に置いてほしい」
話を信じた女性がキャッシュカード2枚と通帳を入れた袋を自宅の勝手口のドアノブにかけておくと、袋は持ち去られ、女性の口座からは現金100万円が引き出されてしまいました。
皆さんへのお願いです。「“カードを外に置いてほしい”に注意!」
詐欺グループは新型コロナなどを理由にカードを外に置くように指示してくることがあります。
しかし、会うことなく、カードや通帳をだまし取るための手口です。こうした電話があったらすぐに警察に相談してください。