詐欺：“ほかの家族に言わないで”に注意！

8月、相模原市内の70代の女性の自宅に、孫を名乗る男から「株で失敗したのでお金を貸してほしい。おばあちゃんにしか相談してないから、ほかの家族には言わないで」と電話がありました。

話を信じた女性は、同居する息子に相談することなく、農協に向かい窓口で現金100万円を引き出そうとしました。

窓口の職員が高額な現金の引き出しを不審に思い、お金の使い道を尋ねたところ、女性は「言いたくない」と答えたということです。
職員が「詐欺の疑いがある」と繰り返し伝えたところ、女性は「孫からお金が必要だと電話があった」と答えたことから職員は詐欺を確信して警察に連絡しました。

女性は、駆けつけた警察官から説明を受けると、詐欺グループからのうその電話だったことに気付き、被害にあわずに済んだということです。

皆さんへのお願いです。「“ほかの家族に言わないで”に注意！」

「おじいちゃんやおばあちゃんにだけ相談してるからほかの家族に言わないで」と言われてしまうと、家族に言わずに相談に乗ってあげたいと思うかもしれません。しかし、それは詐欺だと気づかれないようにするための手口です。電話で現金を要求されたらそれは詐欺の疑いが濃厚です。すぐに家族や警察に相談してください。