詐欺のさまざまな手口をお伝えし、被害を未然に防ごうという「STOP詐欺被害!」。今回のテーマは「“パソコン画面のニセ警告”に注意!」です。
ことし8月、千葉県我孫子市に住む80代の男性が、自宅でパソコンを操作していると、「このパソコンは乗っ取られました。サポートセンターに電話してください」という文章が電話番号とともに画面に表示されました。
驚いた男性が電話をかけるとソフトウエア会社の社員を名乗る男が「お使いのパソコンはウイルスに汚染され、乗っ取られました。サポート契約をしてください」というのです。
男性がサポート契約をすると答えると、男はコンビニエンスストアで電子マネーカードを買い、料金を支払うよう要求してきたといいます。
男性は男の指示通り、合わせておよそ50万円分の電子マネーカードを買い、電子マネーを使うために必要な番号を男に伝えてしまいました。
皆さんへのお願いです。「“パソコン画面のニセ警告”に注意!」
パソコンの画面にニセの警告を表示して電話をかけさせ、対策ソフトの料金などの名目でお金をだまし取る手口が確認されています。警察はコロナ禍でパソコンを操作する時間が増えるなか、被害が増える恐れがあるとして注意を呼びかけています。身に覚えのない警告が出たら1人で判断せず、まずは家族や警察に相談してください。