詐欺のさまざまな手口をお伝えし、被害を未然に防ごうという「STOP詐欺被害!」。今回のテーマは「たびたびの電話に注意!」です。
9月3日、埼玉県狭山市の72歳の女性の携帯電話に、長男を名乗る男から「会社の資金600万円を勝手に投資してしまった」とか「きょう中にお金を用意できれば警察沙汰にならない」といった電話が何度もかかってきました。
女性は話を信じ、お金を引き出すため金融機関に向かいますが、その間も、「お金を無事おろせたか」とか「袋を用意してほしい」などと細かく指示する電話がかかってきたということです。
指示に従ってしまった女性は、このあと長男の上司を名乗る男に現金600万円を手渡し、だまし取られてしまいました。
皆さんへのお願いです。「たびたびの電話に注意!」
今回のケース、最初の電話から現金を渡すまでの5時間ほどの間に、かかってきた電話はおよそ10回にのぼります。警察は、家族に相談するのを防いだり受け子を向かわせる時間を稼いだりするために犯人が何度も電話をかけたとみています。
何度も電話がかかってくると不安を感じるかも知れませんが電話でお金を要求されたら詐欺を疑って、警察や家族に相談してください。