詐欺のさまざまな手口をお伝えし、被害を未然に防ごうという「STOP詐欺被害!」。今回のテーマは「新型コロナの影響?急増する還付金詐欺に注意!」です。
ことし被害が急増している手口を見ていきます。9月、神奈川県平塚市に住む70代の男性の自宅に、市役所の職員を名乗る男から電話があり、こう言われました。「書類を送りましたが、手続きをすれば還付金が戻ってきます。銀行から連絡させます」。
すると、金融機関の職員を名乗る男から「ATMで手続きしてもらうので着いたら連絡してください」と電話があり、話を信じた男性は金融機関に向かい、携帯電話で指示を受けながら、ATMを操作してしまいました。
異変を感じた警備員が声をかけましたが、そのときには100万円近い現金を指定された口座に振り込んだあとでした。
皆さんへのお願いです。「新型コロナの影響?急増する還付金詐欺に注意!」
警察によりますと、ことし7月末までに神奈川県内で発生した還付金詐欺の被害額は、去年の同じ時期と比べておよそ2.7倍に急増しています。新型コロナの影響で高齢者の自宅に日中も家族がいるケースが増えたことから、自宅を訪問する必要がない還付金詐欺が増えている可能性があるということです。
ATMでの手続きで、役所からお金が返ってくることは絶対にありません。不審な電話があったときには、すぐに警察に連絡してください。