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#わたしのいちオシ ~ディーン・フジオカさん~

  • 2024年1月17日

ハッシュタグ “わたしのいちオシ”
身近な街の魅力を再発見できるような風景など、皆さんからの写真やエピソードを募集しています。
今回は、ドラマ10「正直不動産2」に主人公のライバル・神木涼真役として出演している、俳優でミュージシャンのディーン・フジオカさんに、いちオシの場所をたっぷりとお伺いしました。

【VTR出演】
俳優・ミュージシャン:ディーン・フジオカさん

【ご紹介したいちオシの場所】
~渋谷(しぶや)~
1.スクランブル交差点
2.バーから見る渋谷の景色(桜丘町にあるホテル内)
3.宇田川町にあるレコード店
4.道玄坂にある楽器店

◆ディーンさんのいちオシは、渋谷◆

常に最新の流行文化を発信し、国内外から注目され続ける街、渋谷。
現在、「100年に1度」といわれる大規模な再開発が進行中。
海外で生活していたディーンさんが日本で活動を始めたのが、この開発が始まった10年ほど前でした。

ディーンさん
「まだ日本に住んでいなかったので。ホテルを渡り歩いていたんですね。渋谷駅直通のホテルいくつかあるじゃないですか。渋谷駅周辺の宿泊施設っていうものを、スーツケースを転がしながら渡り歩いていたので。やっぱり日本で生まれたわけですけど、だいぶ長いこと日本を離れてて。また縁があって日本に戻ってきた時の、日本との再会みたいな。そんな象徴的なエリアですね」

ディーンさんが留学のため渡米したのは、18歳。
その後、拠点を香港や台湾に移し、モデルや俳優として活躍。人気を集めます。
10年ほど前、そんなディーンさんに日本の芸能界が注目。少しずつ日本のドラマにも出るようになっていきました。この頃、印象に残っているという場所が、渋谷の“スクランブル交差点”です。

「スクランブル交差点の前に立った時に、それまで自分が生活をしてきたり仕事をしてきたりした環境にすごく通ずるものがあるなと思いまして。いろんな人がいろんな方向に歩いているわけですよね。いろんなバックグラウンドの人たちが、いろんな未来へ向かっているみたいな、なにかこうクロスしていくっていう。すごく象徴的な光景だなと思って」

「スカイバーみたいな、ありますよね。また違った角度で渋谷っていう街の景色を堪能できたなと思いますね。自分にとってはもう外国だったので、みんな何をしゃべっているかも理解できるし、国籍も持っているんだけど。何かこうまったく知らない社会に飛び込んで、新しい人生が始まるみたいな感じだったので。すごい高揚感っていうんですかね。これからどんな未来が待っているのかなっていう、楽しみだなっていう気持ちと、なじめるのかなっていう不安な気持ちもあったし」

日本での活動に期待と不安が入り交じるなか、当時よく訪れたという場所が、渋谷の宇田川町にある老舗のレコード店です。

「もちろん音楽を探しに行くということもありつつ、あんまり自分は東京に居場所がなかったので。何かつながりを求めにみたいな感じですかね。どっちかっていうと」

大好きな音楽にふれ、この店に集う音楽好きな仲間との交流が、ディーンさんにとって、心のより所になっていたといいます。もう1軒、ディーンさんが頻繁に通っていたのが、楽器店です。

※当時は桜丘町にありました。

「もともと楽器は好きで、ずっと子供のときからやっているので。何か全般ですね。節操なく、時間が許す限りいろいろマイクだったり試してみたりとか、ヘッドフォンを聴き比べてみたりとか、子供がゲームセンターに行って遊ぶみたいな感覚で。もちろん買うものは、ちゃんと買わせていただきました」

つながりを求めていたディーンさんにとって、同じ趣味を持つ人たちと、時間を共有できる大切な場所でした。

ふるさとなのに、外国にいるような渋谷での日々を送っていたディーンさん。
そんな時、大きな転機が訪れます。

「あの仕事が本当に1つのターニングポイントになって」

それが、連続テレビ小説「あさが来た」(2015~16年)。
ディーンさんは、商業の街・大阪の基盤をつくった五代友厚役を演じ、大ブレイクしました。
この仕事がきっかけとなり、ディーンさんにとって外国のようだった日本に、居場所をみつけることができたといいます。

「おかげさまで日本に住まないと成立しないようなスケジュールになったので。東京で初めて、もう30をこえて初めて自分で不動産に行って。日本の賃貸っていうものはこういう仕組みなんだっていう。もう先に“正直不動産”を見とけばよかったっていう話ですよね。こういう敷金礼金っていうのものがあるんだっていうところから始まって、子供の時はずっと実家だったりとかなので、日本で部屋を借りるというのはこういうプロセスなんだっていうのも経験しましたし。なので、原点回帰ですね。“正直不動産”」

日本を拠点に活動を始めてからおよそ10年。
今のディーンさんにとって、渋谷はどう見えているのか伺いました。

「たまに車で通ったりすると、すごい変化、ダイナミックな変化が起こっているんだなっていうのを感じますね。自分が、約10年以上前に日本と再会した時の、ある意味入り口だった渋谷とはもう全然景色が変わっていて。なにかこう、意志を持ってる。変わっていこうとする強い意志というものを街から感じるって、こういう感覚なのかなっていうのを思いながら渋谷を見ていますね。やっぱり時間が常に流れていくので前に。そこは変化し続ける、適応し続ける、いろんな言い方があると思いますけれど。それは自分も含めて、街も人もそうなのかなと思います」

 

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