豊洲市場から旬の食材を紹介します。食欲の秋!おすすめレシピもご紹介「梨」と、秋が深まるにつれ、どんどんおいしくなる「サバ」をご紹介します。
■出回り時期
幸水、豊水、新高などの和梨の種類がある。8月上旬から出回りはじめ、11月上旬まで出荷が続く。
■主な産地
関東では千葉・茨城・栃木。そのほか全国でも生産されている。
■見極めのポイント
・皮に張りがあり、色むらがなく、傷が少ないもの。
・ずっしりしているもの。
★皮に赤みが出てきてザラザラした表面がツルツルしてきたら食べごろのサイン。
■保存方法
・ペーパータオルなどで包みラップをしたものを、ポリ袋に入れ冷蔵庫で保存。乾燥を防ぐことができる。保存期間の目安は10日間程。
・置くときは、軸を下にして保存すると呼吸がおさえられ新鮮さが保たれる。おしり側は甘みが強いため、軸を下にすることで全体に甘みが行き渡るといわれている。
■おすすめの食べ方
『梨のキムチあえ』
<材料>(2人分)
・梨 … 1個
・キムチ … 100g
<つくり方>
梨は皮をむき一口大、もしくは千切りにする。
キムチとあえて完成。冷蔵庫に入れなじませる。
★冷麺などのトッピングにおすすめ♪
『梨の豚しょうが焼き』
<材料>(2人分)
・豚肉(しょうが焼き用) … 8枚
・梨 … 1/2個
・しょうゆ … 大さじ1
・酢 … 大さじ1/2
・酒 … 大さじ1
・しょうが(すりおろす) … 小さじ1
・サラダ油 … 小さじ2
<つくり方>
梨は皮をむいてすりおろし、ボウルに、酒、しょうゆ、酢、おろししょうがを加えて混ぜ合わせる。
タレに豚肉を入れてもみこみ、しばらくつけておく。
フライパンにサラダ油を熱し、豚肉を焼く。豚肉の両面に焼き色がついたら、残ったタレを加えてからめながら水分が飛ぶまで煮詰めて完成。
■梨の紹介
豊洲青果市場 卸 井岡毅志さん
「梨は、秋を感じられる食材です。食欲の秋に皆さんいっぱい食べてください」
■旬
9月に入ると“秋サバ”と呼ばれ、10月ごろまで脂がのっておいしい。
■主な産地
・ゴマサバ(愛媛県産)
お腹の点々模様が特徴。夏に出回るが今シーズンは9月に入っても出回りおいしい。
・マサバ(宮城県産)
お腹の点々模様がない。9月以降から10月にかけ、脂がのってくる。
・関さば(大分県産)
「釣りもの(一本釣り)」の高級魚。ブランド化していて値は張るが、見つけたときはぜひお試しあれ!
■見極めのポイント
★一尾
・エラが真っ赤で鮮やか。
・小顔に見えるもの。体が太っていて頭が小さく見える。
・腹に厚みがあり張りのあるもの。
・背中の青い縞模様が鮮やかなもの。鮮度がいい証拠。
★切り身
・血合いのきれいなもの。
・皮目や腹の部分が白っぽいもの。脂がのっている証拠。
・腹に厚みがあるもの。
■おすすめの食べ方
『塩焼き』
魚の素材をダイレクトに楽しむには、塩焼きは一番。皮目に強めに塩をして、身にも軽く塩をします。皮目をパリッと焼けば皮までおいしくいただけると思います。
『みそ煮』
だしの中におみそと砂糖、酒を入れ、サバをしっかり煮ます。あしらいに焼きねぎを入れました。私はちょっと濃いめの味付けが好きで、ごはんを二杯、三杯いっちゃいます。
■サバの紹介
豊洲水産市場 仲卸 八角雅之さん
「これからどんどん水あげも増えてきて順調なサバ、お値段も手ごろになってまいります。ご家庭でもおいしく食べてください」