豊洲市場から旬の食材を紹介します。初夏を代表する「さくらんぼ」と、清流の女王「アユ」です。
初夏を代表する果実で、甘みや酸味、香りのバランスがよく、弾ける食感が特徴。
佐藤錦が有名だが、紅秀峰、高砂、アメリカンチェリー、レーニアなど、品種は多岐に渡る。
■主な産地
山形、山梨、北海道、秋田。
旬は5~7月中旬、出荷の最盛期は6月~7月初旬。
■新鮮なさくらんぼの選び方
・果皮にツヤとハリがあるものが新鮮な証拠。
・軸が太くて緑色が鮮やかなものを選ぶとよい。
■保存方法
・乾いた新聞紙に包んで冷暗所にて保存。
・冷蔵庫では味が薄くなるので、食べきれない場合は、冷凍したほうがよい。
■おすすめの食べ方
『さくらんぼのコンポート』
<材料>(2~3人分)
・さくらんぼ … 300g
・グラニュー糖 … 60g
・白ワイン … 200ml
・レモン汁 … 大さじ1~2
<つくり方>
1.鍋に軸を取ったさくらんぼとグラニュー糖を入れ、1~2時間おいておく。事前にさくらんぼは、ようじで穴をあけておく。
2.白ワインを入れ、5分中火で煮込み、火を消したらレモン汁を入れる。
3.煮沸した瓶等に入れ、余熱が取れるまで冷ます。冷蔵庫にて3週間保存可能。冷凍する場合は、ジッパー付きの袋に入れて冷凍する。
『さくらんぼのコンポート』~バニラアイス添え~
<材料>
・さくらんぼのコンポート … 適量
・バニラアイス … 適量
<つくり方>
1.器にバニラアイスを盛り、コンポートを添えて完成。
■さくらんぼの紹介
豊洲青果市場 卸 井岡毅志さん
「雨の影響が心配されましたが、出荷は順調です。これからお店に並びますので、みなさんいっぱい食べてください」
■買うときのポイント
・目が澄んでいるもの。
・おなかがしっかりしていること。
・魚体にぬめりがあり、皮目の色が変わっていないものを選ぶ。
■おすすめの食べ方
『塩焼き』
・アユの一番ポピュラーな食べ方「塩焼き」を、家庭のグリルでも。
・まず、魚体の表面にあるぬめりを、包丁の先でしごいて取り、水洗いをして、よく水けを切って、塩を振る。
・グリルの網にサラダ油をひき、焼く。
『稚アユの天ぷら』
・水けをふき取り、てんぷら粉をつけて、そのまま揚げる。
・大葉で巻いて揚げてみたり、海苔で巻いて揚げてみたりしてもおいしい。
■アユの紹介
豊洲水産市場 仲卸 難波昭信さん
「これから旬を迎えるアユ、ぜひみなさん召し上がってください」