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てくてく散歩「幸せの黄色さがし」

  • 2023年4月17日

プロ・ナチュラリスト佐々木洋さんが案内する自然観察散歩。
今回は、視聴者からいただいたお便りを元に、東京・東村山市の「北山公園」「八国山緑地」を訪ねました。
春の公園では、幸せの黄色い○○がたくさん見られるんです!
あなたも一緒に、“幸せの黄色”をさがしませんか?

黄色いチョウ

●モンシロチョウ

白地に紋があるモンシロチョウ。実は、羽の裏が黄色いモンシロチョウもいるんです。

●モンキチョウ

レンゲやシロツメクサなどマメ科の植物に卵を産み、春に羽化するモンキチョウ。
開けた原っぱを好みます。黄色い羽の中央にある、白い紋が特徴的です。

実は、メスのモンキチョウの中には、羽が白いタイプもいます。
白いモンキチョウを見つけたら、確実にメスです。

●キタキチョウ

鮮やかな黄色が目を引くキタキチョウ。森と原っぱの境目のような環境を好みます。
モンキチョウと比べると、羽に紋がなく、羽が全体的に角ばっているのが特徴です。
また、成虫越冬=チョウの状態で冬を越します。

●ツマキチョウ

羽の先(=ツマ)だけがオレンジがかった黄色い、ツマキチョウ。
羽の裏側が葉っぱのような模様なのが特徴的です。
先端が黄色いのは、オスのみの特徴です。

そのほかのチョウ

●ウラギンシジミ

羽の裏側が銀色っぽく光る、ウラギンシジミ。成虫越冬=チョウの姿で冬を越します。
羽の切れ目はもともとあったものではなく、鳥に襲われかけた痕など。苦労を乗り越えて春を迎えた証です。

●ミヤマセセリ

“春の女神”とも呼ばれる、ミヤマセセリ。
羽を開いてとまっていますが、ガではなくチョウです。
春の、自然豊かな場所でしか見ることができない、貴重なチョウのひとつです。

黄色い○○は他にも!

●カントウタンポポ

日本古来のタンポポで、よく見るセイヨウタンポポと比べ希少で、花に白っぽい部分があるのも多く、花の下の部分が閉じているのが特徴です。

●セイヨウタンポポ

訪れた公園

●北山公園
東京都東村山市野口町4丁目50番地
●八国山緑地
東京都東村山市諏訪町2-3丁目、多摩湖町4丁目

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