豊洲市場から旬の食材を紹介します。うまみたっぷりな「昆布」と、シャキシャキしておいしい「れんこん」です。
■漁期
・5月頃~10月頃
■保存方法
ジッパー付きの袋に軽く空気を抜いて昆布を入れ、袋にしまる大きさに切って保存。
※できれば袋を二重にし、プラスチック製の密閉できる保存容器に入れて保存するとよい。
※湿気に弱いので、湿気を帯びないように保存することがポイント。
■昆布のふき方
水にぬらし、きつく絞ったタオルか布巾で、表面を軽くふく。
※うまみ成分までふき取らないように、あまり強くふかないことがポイント。
■おすすめの食べ方
『昆布とかつおぶしのだし汁』
※天然の真昆布を使用するとよい。
<つくり方>
1.1リットルの湯(60℃)に真昆布(20g)を入れ、40分だしをとる。
2.(1)の昆布を取り出し、湯を沸騰させたら火を止め、かつお節(10g)を入れる。
3.2~3分だしをとったら、鍋から(2)を取り出す。
4.一度布巾でこし、浮遊物を取り出す。
5.(4)の鍋に、真昆布(10g)を追加する。
6.15分放置したら完成。
『昆布のつくだ煮』
<つくり方>
1.昆布だしを取った後の昆布を細く刻み、鍋に入れる。
2.(1)に水・酒を同量加えて、弱めの弱火で煮る。
3.(2)に砂糖を加え、好みの甘さになったらしょうゆを加える。
★つくだ煮は日高昆布や長昆布(ながこんぶ)で作ることで、短時間で仕上がり、味もしみこみやすい。また、味がしみずに少し固いなと思った時は、水と酒を足し、好みのやわらかさにしてください。
■昆布の紹介
豊洲水産市場 仲卸 田中広さん
「ひと手間加えるだけで、普段よりおいしいお料理が作れます。ぜひ昆布を使っておいしいお料理を作ってください」
■栄養
・れんこんはビタミンCや食物繊維が豊富
■見極めのポイント
・ツヤがあり、淡く褐色なもの
・ずっしりと重みがあるもの
・切り口が見える場合 → 穴が小さく、肉厚なもの
・穴が黒ずんでいないもの
■保存方法
・カットされていないもの
→濡れた新聞紙などに包み、冷蔵庫にいれる。1週間程度保存できる。
・カットしてあるもの
→切断面が乾かないように、ラップなどをして保存。
・輪切りにして冷凍保存する場合
→水けをよく切り、ジッパー付きの保存袋などに入れて冷凍庫に入れる。1か月程度保存できる。
■おすすめの食べ方
『れんこんとベーコンのチーズ焼き』
<材料>(2人分)
・れんこん(酢水につけ水けを切る。薄いイチョウ切り) … 200g
・ベーコン(一口サイズにカットする) … 3枚
・ピザチーズ … 適量
・サラダ油 … 小さじ1
<つくり方>
1.フライパンへサラダ油を入れ、れんこんを半分敷き詰める。
2.チーズ → ベーコン → チーズ → 残りのれんこんを入れ、弱火で焼く。
3.半面が焼けてきたら返し、焼きあがったら完成。
『れんこんと油揚げの炊き込みごはん』
<材料>
・れんこん(うすいイチョウ切りにし酢水につけ、水けを切る) … 100g
・油揚げ(湯通しをして細かく刻む)
・にんじん(イチョウ切り) … 50g
・お米 … 2合
・小ねぎ … 適量
・しょうゆ … 大さじ2
・酒 … 大さじ2
・みりん … 大さじ1
・水 … 適量
<つくり方>
1.お米を洗米し、炊飯窯へ入れ、具材と調味料を入れる。
2.水を2合の目盛りまで入れ、炊きあがったら小ねぎをのせ完成。
■れんこんの紹介
豊洲青果市場 卸 吉守隆美さん
「れんこんは詰め物をするなど、料理のアレンジがたくさんできる野菜です。おいしい料理でれんこんをたくさん食べてください」