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千葉県 激しい雨 落雷 突風に十分注意を 27日から大気不安定

  • 2023年08月27日

千葉県内は、上空の寒気の影響で大気の状態が非常に不安定になり27日夜遅くにかけて局地的に雷を伴って激しい雨が降るおそれがあります。雨雲が予想以上に停滞すると警報級の大雨になる可能性があります。いざという時のため、備えを確認しておきましょう。

※8月27日午後7時半に情報を更新しました。

27日昼過ぎ~夜遅く 激しい雨のおそれ

銚子地方気象台によりますと、関東の上空6000メートル付近に、マイナス6度以下の寒気が流れ込んでいる影響で、千葉県内は大気の状態が非常に不安定になり、局地的に雨雲が発達しています。
 

27日午後3時の天気図

千葉県では27日夜遅くにかけて所により雷を伴って1時間に30ミリの激しい雨が降るおそれがあります。

予想される雨の量は次の通りです。

24時間雨量(27日18時~28日18時)
多いところで60ミリ

雨雲が予想以上に停滞すると警報級の大雨になる可能性があります。

気象台は、大雨による低い土地の浸水や土砂災害、川の増水のほか、落雷や竜巻などの激しい突風、それにひょうに十分注意するよう呼びかけています。

急に冷たい風が吹くなど、発達した積乱雲が近づく兆しがある場合には頑丈な建物の中に移動するなど安全を確保してください。
 

台風10号 27日午後6時位置

一方、台風10号の影響で、27日夜遅くから28日にかけて、太平洋側を中心にうねりを伴って波が高くなる見込みです。
28日に予想される波の高さは次の通りです。

▼北東部で3メートル、
▼南部の夷隅・安房で2.5メートル

気象台は太平洋側では高波にも注意するよう呼びかけています。

最新の台風情報はこちらで確認できます👇
台風の予想進路・衛星画像


大雨の時の災害リスクは?

1時間に30ミリ以上の激しい雨はバケツをひっくり返したように降り、道路が川のようになります。1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨は滝のように降り、あたり一面が白っぽくなり、傘が全く役に立たなくなります。
こうした雨が続くと低い土地が浸水するほか、土砂災害や川の氾濫の危険性が高まります。

都市部では、大量の雨水が下水道や川に流れ込むと、マンホールから水があふれ出したり、周りよりも低い場所が浸水したりします。冠水した道路を歩いて移動すると、ふたが外れたマンホールや側溝に気づかず転落するおそれがあります。また、車も動けなくなるおそれがあります。
いざという時に早めに行動が出来るよう、ハザードマップを見て自分が住んでいる地域の災害リスクを確認しておきましょう。

地域の災害リスクを調べよう

ハザードマップは自治体の窓口などで入手できるほか、インターネットでも見ることができます。
国土交通省の「わがまちハザードマップ」では、自治体を選択すると、ハザードマップが掲載されているホームページが表示されます。
国土交通省の「重ねるハザードマップ」では、「土砂災害」や「洪水」など、災害の種別ごとに危険性がある場所を見ることが出来ます。
洪水のハザードマップでは、色の付いているのが浸水が想定される区域です。過去の大雨の際には、想定とほぼ同じ被害が発生したケースが多くあります。
ハザードマップでは、「土砂災害」の危険性がある場所もわかります。色の付いているのが「土砂災害警戒区域」などリスクがある場所です。西日本豪雨では、土砂災害で死者の出た場所のおよそ9割がこの区域など、危険性が指摘されている場所でした。

ハザードマップの詳しい見方はこちら👇
「NHK防災これだけは」ハザードマップ調べ方
 

落雷、突風、ひょうにも注意を

発達した積乱雲の下では落雷の危険性も高まります。

落雷から身を守るには、コンクリートなどでできた頑丈な建物に入るのが最も安全です。屋外にいて近くに身を守る建物がない場合、木や電柱などのすぐ近くににいるのは危険です。できるだけ姿勢を低くして、持ち物は体より高く突き出さないようにしたほうが、より安全だとされています。
 

また、積乱雲が発達すると、竜巻や冷たい空気が吹き下ろす「ダウンバースト」などの突風が発生することがあります。

突風から身を守るためには、屋外にいる際には直ちに鉄筋コンクリートなどの頑丈な建物に入って安全を確保することが必要です。

建物の中にいる場合は、風圧や飛んできた物で窓ガラスが割れることがあるため、窓の少ない部屋に移動し、カーテンを閉めて窓から離れることが大切です。

詳しくはこちら👇
竜巻・突風 その時 前兆は?身の安全を守るには?
 

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