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千葉 専大松戸 甲子園 初戦突破! 次は土浦日大と 夏の高校野球

  • 2023年08月03日

夏の全国高校野球、千葉代表の専大松戸高校は初戦の2回戦で東海大甲府高校に逆転勝ちし、3回戦に進みました。初戦の詳しい結果と、3回戦の対戦相手についてお伝えします。

また、ことしの専大松戸はどんなチームなのか、キャプテンが紹介してくれました。

(千葉放送局記者・池田侑太郎)

専大松戸 初戦の結果は

千葉の専大松戸高校は、山梨の東海大甲府高校に7対5で逆転勝ちして、3回戦に進みました。

大会7日目【第2試合】

専大松戸(千葉)7 - 5 東海大甲府(山梨)

東 0 0 0  1 0 3  1 0 0 | 5
専 0 0 1  3 0 0  3 0 × | 7

専大松戸は1対1で同点の4回、ツーアウト二塁、三塁のチャンスで三塁ランナーの積極的な走塁が相手の守りのエラーを誘って2点を勝ち越すなど、3点をリードしました。

追う東海大甲府は6回、タイムリーヒットなどで3点を取って同点に追いつき、さらに7回は4番の岡田翔豪選手がきょう3本目のヒットとなるタイムリーを打って、5対4とこの試合初めてリードしました。

それでも専大松戸は7回、同点に追いつくと、7番の上迫田優介選手と9番の宮尾日向選手がスクイズを決めて2点を勝ち越しました。

専大松戸は9回にツーアウト一塁、三塁のピンチを招きましたがリードを守り切り、東海大甲府に7対5で勝って、3回戦に進みました。

持丸修一 監督

(スクイズなど小技を巧みに使って得点を重ねたことについて)1点勝負になると思っていたので、2.3点というよりも、あくまでも1点ということで、1点ずつ取っていこうと思った。

(6回途中4失点の先発・渡邉翼投手について)良く投げてくれた。きょうはもう渡邉に尽きるんじゃないかと。

(2番手の青野流果投手について)普通にあのくらいやってくれる選手だ。

(次の3回戦に向けて)よく準備して次の試合に備えたい。

大森准弥 主将

甲子園の初戦ではなく、県大会の続きと捉え、楽しむ気持ちで笑顔で試合に入ることができました。

(スクイズなど小技を巧みに使って得点を重ねたことについて)バントやゴロのスタート、それに相手の少しのミスで進塁するといった練習はしっかりやっているので甲子園で結果が出て良かった。

攻め続ける姿勢と終盤での粘りや、ひっくり返すという気持ちの強さには自信があるので、夏の甲子園で初のベストエイトに入れるように、全員野球で頑張ります。

専大松戸の次の3回戦は、日程が順調に進めば大会10日目、8月15日の第4試合で茨城の土浦日大高校との対戦になります。

池田記者

専大松戸は、初戦で千葉大会で1試合しか登板のなかった長身左腕・渡邉翼投手が先発し、好投を見せたことで、投手起用の幅が広がったと言えそうです。一方で、エースの平野大地投手は登板がありませんでした。打線は小技や好走塁で逆転劇を見せ、千葉大会と同様、終盤での強さを見せました。

次に対戦する土浦日大は、左の技巧派・藤本士生投手、右の速球派・小森勇凛投手、リリーフで好投を見せる伊藤彩斗投手の3本柱が強力です。また、ここまで2試合でノーエラーと守備も固く、専大松戸と似たタイプのチームといえます。

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専大松戸 どんなチーム?

キャプテンを務める大森准弥選手に、チームを紹介してもらいました。

専修大学松戸高校主将の大森准弥です。

チームのセールスポイントは、笑顔です。どんなに苦しい場面でも、笑顔で野球を楽しみます。

チームのモットーは、平常心です。甲子園では、自分たちの持ち前の笑顔をたくさん出して、一戦必勝で頑張ります!

春のセンバツでベスト8まで勝ち進んだ専大松戸。夏の千葉大会では、決勝と準々決勝でサヨナラ勝ちを収めるなど、接戦での強さを見せてきました。

千葉大会決勝後の専大松戸の選手たち

その最も大きな原動力は投手陣です。150キロを超えるストレートが武器のエース・平野大地投手、サイドスローからの制球力が武器の青野流果投手、2年生ながら決勝戦の先発を任された梅澤翔大投手など、層の厚さが強みです。

また、打線も強力です。上位打線の打力はもちろん、決勝戦では7番を打っていた太田遥斗選手が4安打、9番の宮尾日向選手がサヨナラヒットと、下位まで途切れない打線が持ち味です。

甲子園でも、試合終盤まで粘り強い戦いを期待したいです。

池田記者

千葉大会では、いいプレーが出たときには笑顔でベンチを飛び出す選手たちが印象的で、チームのまとまりを感じました。

甲子園でも、勝利を目指すのはもちろんですが、全員で野球を楽しんできてほしいです。

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NHK千葉放送局も訪問

また、7月31日には、大森主将や持丸監督、学校関係者らがNHK千葉放送局を訪れ、甲子園出場を報告しました。

NHKから花束や記念品が贈呈され、甲子園に向けて、綱島局長が激励の言葉を贈りました。

大森主将

千葉大会ではビハインドの場面や接戦の時でも、絶対大丈夫だという自信がありました。甲子園では、一戦一戦を戦って、春のベスト8を超える成績を残せるよう頑張ります。

  • 池田侑太郎

    千葉放送局記者

    池田侑太郎

    兵庫県出身。昨年は市立船橋の試合を甲子園で現地観戦していました。

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