秋・春と連続で千葉を制している、センバツベスト8の専大松戸か、復活した「美爆音」に背中を押され、10度目の夏の甲子園を狙う習志野か。
夏の全国高校野球・千葉大会の決勝戦の結果・途中経過、試合後のインタビューを詳しくお伝えします。
(千葉放送局記者・池田侑太郞)
習 2 1 1 0 0 3 0 0 0 | 7
専 4 0 1 0 0 0 0 2 1× | 8×
専大松戸が習志野にサヨナラ勝ちし、2年ぶり3回目の夏の甲子園出場を決めました。専大松戸は春夏連続の甲子園出場です。
選手たちはこういう逆転を何回もしてきたので、絶対に大丈夫だという確信を持ってやっていました。春のセンバツよりもっと厳しい戦いになると思うので、また一生懸命練習して、春の成績を上回っていきたいと思います。
サヨナラの場面は、とにかく平常心で、自分ができるスイングをしようと思っていました。甲子園では、全員野球で春のベスト8を超えられるように頑張りたいです。
自分たちの強さは終盤にあって、ビハインドの場面でも全員笑顔で野球を楽しめたことが最高の結果につながったのかなと思います。春のセンバツで負けた悔しさを夏の甲子園で全てぶつけて、一戦必勝で、全国制覇目指して頑張ります。
▼9回裏 習志野7-8×専大松戸
専大松戸は7番・太田がこの試合4本目となるヒットで出塁。バントで2塁へ進み、9番・宮尾が右中間へサヨナラヒット!
専大松戸、春夏連続の甲子園出場です!習志野は10度目の夏の甲子園出場はなりませんでした。
▼9回表 習志野7-7専大松戸
習志野はランナーを1人出しましたが、無得点でした。
▼8回裏 習志野7-7専大松戸
専大松戸はキャプテンの1番・大森のツーベースなどで0アウト2,3塁のチャンス。まず内野ゴロの間に1点を返し、続く1アウト3塁の場面で、サードゴロがフィルダースチョイスに。3塁ランナーが生還して同点に追いつきます。習志野はキャッチャー・鈴木の好プレーもあり、その後は失点を防ぎました。
▼8回表 習志野7-5専大松戸
習志野は2アウト満塁で、ここまで2安打2打点の5番・根立。しかし、ここは専大松戸の青野が踏ん張り、習志野は得点を挙げられませんでした。
▼7回裏 習志野7-5専大松戸
専大松戸は2アウト1,2塁のチャンスを作りますが、あと1本が出ず、無得点でした。
▼7回表 習志野7-5専大松戸
習志野も、初めて三者凡退となりました。
▼6回裏 習志野7-5専大松戸
専大松戸の攻撃は、両チーム通じて初めての三者凡退となりました。
▼6回表 習志野7-5専大松戸
習志野は途中出場の1年生・岡田のこの日3本目のヒットなどで1アウト1,2塁のチャンス。2番・寺内のタイムリーヒットで同点に追いつきます。さらに、2アウト2,3塁から、4番・佐藤が勝ち越しの2点タイムリーヒットを放ち、習志野が逆転しました。
▼5回裏 習志野4-5専大松戸
専大松戸も1アウト2塁のチャンスを作りましたが、得点をあげられませんでした。
▼5回表 習志野4-5専大松戸
1アウト2塁のチャンスを作った習志野ですが、後続が凡退し、無得点でした。
▼4回裏 習志野4-5専大松戸
専大松戸は2アウト満塁のチャンス。ここで習志野は、ピッチャーを準々決勝・準決勝で好投した3番手・湯浅に交代しました。湯浅はこの場面を抑え、専大松戸は無得点でした。
▼4回表 習志野4-5専大松戸
習志野は2アウト2,3塁のチャンスを作りますが、無得点でした。
▼3回裏 習志野4-5専大松戸
2アウト2塁から、7番・太田のこの日2本目となるタイムリーヒットで専大松戸が再び勝ち越ちました。
▼3回表 習志野4-4専大松戸
習志野は、1アウト1,3塁から5番・根立のタイムリーツーベースヒットで同点に追いつきます。ここで専大松戸はピッチャーを2番手・青野に交代。引き続き1アウト2,3塁のチャンスも、ここは青野が抑えました。
▼2回裏 習志野3-4専大松戸
習志野のピッチャーは2番手・石井に交代。専大松戸は2アウト2塁のチャンスを作りましたが、無得点でした。
▼2回表 習志野3-4専大松戸
2アウトランナーなしから、代打・岡田のライトへのホームランで習志野が1点を返しました。
▼1回裏 習志野2-4専大松戸
専大松戸は1アウト満塁から、5番・広川の2点タイムリーヒットですぐさま同点に。その後、2アウト1,2塁から7番・太田がセンターオーバーの2点タイムリーツーベースを放ち、逆転しました。
▼1回表 習志野2-0専大松戸
習志野は2つのフォアボールでチャンスを作り、4番・佐藤が先制タイムリーを放つなどして2点を先制しました。
両チームの先発オーダーは次の通りでした。
■習志野■(先攻)
1.藤崎(遊)
2.寺内(中)
3.栗山(左)
4.佐藤(一)
5.根立(右)
6.日下(二)
7.成田(三)
8.鈴木(捕)
9.小城(投)
■専大松戸■(後攻)
1.大森(三)
2.清水(中)
3.中山(遊)
4.吉田(捕)
5.広川(一)
6.上迫田(左)
7.太田(右)
8.梅澤(投)
9.宮尾(二)
「戦国千葉」とも呼ばれる千葉大会ですが、決勝戦は、まさにそれを象徴していました。
点が多く入る展開でも、両チームともエラーなしの締まった試合で、目の離せない展開となりました。
春に続いて甲子園に出場する専大松戸高校には、センバツのベスト8を超える成績を期待したいです。
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準決勝までの試合結果は、こちらの記事でお伝えしています。