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ラグビー日本一 クボタスピアーズ 地元を大事に 千葉・船橋

  • 2023年06月21日

9月に開幕するラグビーのワールドカップを前に、現在、千葉県浦安市では日本代表の合宿が行われています。3人が日本代表に選出され、今シーズンのリーグワンで初優勝した「クボタスピアーズ船橋・東京ベイ」。シーズンが終了してからのこの1か月、優勝報告会やラグビー教室など地元での活動にも力を入れる選手たちの姿がありました。

6月21日 ちば夢チャレンジ殊勲賞

6月21日、千葉県庁では、優秀な成績を収めた千葉県ゆかりのプロスポーツ選手やチームを顕彰しようと設けられた「ちば夢チャレンジ殊勲賞」の表彰式が開かれました。クボタスピアーズからは、キャプテンでリーグのMVPも獲得した立川理道選手と石川充ゼネラルマネージャーが出席しました。

立川理道 選手

引き続き千葉県のラグビー界を盛り上げていけたらなと思います。天候が悪い試合も多かったんですけど、本当にたくさん会場に足を運んでいただいたので、本当に選手の力になりました。来季は連覇を目指す形になるんですけど、また一からトロフィーを取りに行くという気持ちで戦っていきたいなと思います。

6月14日 優勝報告会

6月14日、船橋市役所1階には、平日にもかかわらず200人ほどの「オレンジアーミー」と呼ばれるファンが集まりました。クボタスピアーズの優勝報告会です。

選手5人とゼネラルマネージャーが現れると、会場は大きな拍手と歓声に包まれました。
市の職員からはオレンジを基調とした花束が、JAいちかわからはにんじん100キロなどが贈られました。

石川充 ゼネラルマネージャー
船橋でチームができて45年、私も1992年に入社してから30年以上たちますが、こういう形で日本一を報告できるとは思っていなかったんですね。決勝で勝った瞬間、国立競技場が揺れたんです。こんなことがあるんだなって初めて経験しました。これがゴールではなくて、これからもっともっと成長していいチームにしていきたいなと思っています。また来シーズン、ここでこういった報告できることをお約束して頑張ってまいります。

船橋市 松戸徹 市長
今シーズンのクボタスピアーズは、緊張感のある試合の中でも、気持ちを切らすことなく勝利を掴み取った、その意義は非常に大きいと思います。
クボタスピアーズのみなさんは子どもたちに「タグラグビー」を教えるなどの活動を続けていただいています。選手との触れ合いの中でラグビーをどんどん好きになって、その中にはひょっとしたら日本を代表するような選手が誕生するかもしれない。接したことのあるチームが優勝というのは子どもたちにとって何よりも大きなプレゼントになったと思います。

根塚選手「来年はぜひパレードを」

出席した5人の選手がひと言ずつあいさつしました。

青木祐樹 選手

オレンジアーミーのみなさんのおかげで、決勝ではホーム感を味わいながら普段通りのラグビーができて、優勝という結果につながったと思います。来年もしっかり2連覇という目標に向かって頑張っていきたいと思いますので、引き続き熱い声援をよろしくお願いいたします。

根塚洸雅 選手

初めての国立競技場の試合で、みなさんと優勝の絵を一緒に見ることができて本当によかったなと思います。次はチャンピオンチームとしてしっかりもっといいラグビーをみなさんに見せていけるようにこれから準備していきます。次、優勝したらパレードとかやりたいなと思います。

土谷深浩 選手

こういう形でみなさんの前で日本一の報告ができることは本当にうれしいですし、みなさんの声援がなければ優勝できなかったと思っています。本当に感謝しています。来年も2連覇できるように努力していくので、引き続き温かいご声援よろしくお願いします。

谷口和洋 選手

今シーズンの優勝もそうですけど、これまでのクボタスピアーズの活動すべてが船橋市、そしてオレンジアーミーの方々のサポートあってのものだと思っていますので、来年も引き続き熱い応援よろしくお願いします。

藤原忍 選手

チームとして、これ以上ない結果が得られたのもファンのみなさまのおかげだと思っています。来年も連覇に向けて頑張っていきますので、引き続き応援よろしくお願いします。

記念撮影はファンも一緒に

最後は、集まった「オレンジアーミー」も一緒に記念撮影しました。

60代男性

あらためて喜びを感じています。今シーズンは優勝を信じ、安心してゲームを見ていました。次はパレードをぜひやってほしいと思います。

40代女性

船橋市で報告会をしてくれてうれしいです。これを機にラグビーに興味を持ち、ワールドカップで日本代表を応援する人が増えてほしいです。

5月31日 タグラグビー教室

5月31日には、選手6人とコーチ陣が船橋市の法典東小学校を訪れ、ラグビー教室を開きました。

4年生およそ140人と、タックルの代わりに腰につけたタグを取ることで相手の動きを止めながら
トライを目指す「タグラグビー」で交流しました。

選手やコーチの指導を受けた子どもたちは、最初はぎこちない動きも見られましたが、慣れてくるとフェイントをかけたり相手をうまくかわしたりしてトライを決めて喜び合っていました。

チームプレーで仲を深めながら楽しむことができました。選手のみなさんの体格の大きさにびっくりしました。交流したことを自慢したいです。

最初はタグをつかむのがすごく難しかったですが、コツを教えてもらって、少しずつできるようになりました。初めて会ったので、少し緊張したけれど、貴重な経験ができました。

オペティ・ヘル 選手

教えるのはプレーするのとは違う難しさがありますが、子どもたちがラグビーをエンジョイして成長していく様子を見るのはとても楽しかったです。ぜひ実際の試合も見にきてほしいです。

岡山仙治 選手

どういう話し方が親しみを持ってもらえるか、何をすれば笑いが取れるかなどを意識しながらやっています。良いところをほめて、集中して取り組んでいるのを見るのはこちらもうれしいです。

ワールドカップでの日本代表チームの活躍と、来シーズンのスピアーズによる2連覇を私たちも応援しています。

  • 金子ひとみ

    千葉放送局記者

    金子ひとみ

    スピアーズの選手と子どもやファンとの距離の近さに感動しました。

  • 池田侑太郎

    千葉放送局記者

    池田侑太郎

    前回のワールドカップはにわかファンながら熱狂しました。今年も楽しみです。

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