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ロッキン開催迫る!オープニング出場バンド3組も決定 千葉市

  • 2022年07月22日

千葉市で開催される国内最大規模の野外音楽フェスティバル「ロック・イン・ジャパン・フェスティバル」までおよそ2週間となりました。18日にはオープニングイベントに出場する千葉ゆかりのバンドも決定。これまでの準備の様子を取材してきました。

(千葉放送局記者 渡辺佑捺)

千葉ゆかりの3組に決定!

「ロック・イン・ジャパン・フェスティバル」、通称「ロッキン」は毎年夏、茨城県ひたちなか市の「国営ひたち海浜公園」で開催されてきましたが、ことしは新型コロナの感染対策として、観客が密になりにくい千葉市中央区の「蘇我スポーツ公園」に場所を変えて、8月6、7、11~13日の5日間にわたって初めて開催されます。

千葉市蘇我スポーツ公園
渡辺記者

「ロッキン」のオープニングイベントに出場するバンドは千葉県が決めることになり、7月18日、平均年齢が20代以下のアマチュアバンドによる最終公開オーディションが千葉市内のホールで行われ、取材をしてきました。

バンドのオーディション

参加するバンドは千葉県内に住んでいるか通勤・通学しているメンバーが1人以上含まれることが条件です。およそ150組の応募の中から、映像審査などを経て選ばれた8組のバンドが、スモークがたかれるなど本番さながらの舞台で10分間の演奏を披露しました。

審査の結果、選ばれたのは以下の3組です。

▼男女4人の「レトロリロン」
▼男性3人の「カタルカルタ」
▼男性5人の「Drive Boy」

渡辺記者

県によりますと、「レトロリロン」は歌の説得力や歌詞の文学性、「カタルカルタ」はバンドとしての完成度、「Drive Boy」はサウンドデザインとパフォーマンスが評価されたということです。

千葉市で初開催!

渡辺記者

さて、▽ここのところの新型コロナの感染者の急拡大でマスクなどの着用の重要性が再認識されていることと、▽暑さによる熱中症を防ぐ必要がある、というこの2点をどう両立させるのか、ということが気になります。

これについて、主催する事務局は7月13日、公式ホームページでマスクの着用についてルールを設けることを明らかにしました。

「新たな感染者の増加、例年より早い梅雨明けに猛暑など、向き合わなければならない課題もある」としたうえで、参加者の健康と安全を守るため、「基本的にマスクを外せるところでは外す」というものでした。

そのうえで事務局は「国のガイドラインに準じたルールを運用し、熱中症の発症を抑え、コロナ感染のリスクも抑え、無事にフェスを成功させたい」としています。

渡辺記者

「ロッキン」の事務局は取材に対して、「マスクを付けたり外したりする会場内の場所などは開催前にお伝えします」とコメントしました。

このマスク着用のルールについて、千葉市で若い人たちに聞いてみました。

18歳専門学校生

観客どうしの距離があってアーティストの休み休みにマスクを外すのは熱中症対策のためにも良いと思います。

21歳大学生

熱中症にならないようにすることは大事だけど、マスクは外しちゃいけないと思う。ここでまた感染者が増えて自粛しましょうとなったら経済活動が停滞するかもしれない。

開催地となる千葉市の神谷俊一市長は・・・

神谷市長

いまの感染拡大の局面でも、必要な感染対策を取ったうえで状況に応じてマスクを着用したり、外したりするということなので、主催者には、参加者などに広く説明してもらい、信頼がおける運営をお願いしたい。

千葉県では、参加者が5000人を超える大型イベントを開催する場合、主催者が「感染防止安全計画」を県に提出して、参加者が密にならないかなどについてチェックを受ける必要があります。県はことし開催される「ロッキン」の感染対策についてはすでに確認したということです。  

千葉県の熊谷俊人知事は・・・

熊谷知事

重要なのは参加者です。事業者の方々の思いや計画を十分に理解し、個々人が節度ある行動をとることによって、コロナ禍のなかにあっても音楽の火を絶やさないようにできます。1人1人の参加者が、しっかりと事業者のルールにしたがってフェスを楽しんでほしい。

事務局ではこのほか、熱中症対策として、条件付きで日傘の利用を解禁することについても発表しています。

取材後記

茨城県ひたちなか市から千葉市に会場を移す「ロッキン」に県をあげて盛り上げていこうとしている意気込みが感じられます。そしてその「ロッキン」を成功させるためにいまの時代に必要なのが新型コロナウイルスの感染対策です。主催者は国のガイドラインに合わせて対策を実施するとのことですが、来場者ひとりひとりも対策の準備が必要であると思います。人流や経済を止めることなくコロナとつきあっていく「ウィズコロナ」が求められているなかで、いかに元の日常に近づけていけるか、特にイベント事業はどのように運営されていくのか、これからも取材を続けたいです。

  • 渡辺佑捺

    千葉放送局 記者

    渡辺佑捺

    2021年入局。音楽フェスは未経験。

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