【動画】鉄道あの頃 #23 貨物支える武蔵野線

  • 2023年07月21日

NHK蔵出し動画(1分30秒)

たとえ鉄道貨物の機能が移り変わっても

最初は貨物線として計画された武蔵野線。通勤電車で混雑する東京都心に入らずにすむ、バイパス線の役割が期待されたのです。

その象徴が、吉川駅と三郷駅の間にあった、広大な武蔵野操車場でした。

集まってきた貨物列車の貨車を行先ごとに1両単位で組み換えていたそうです。しかし効率化のため1986(昭和61)年に武蔵野操車場は廃止され、跡地は売却、再開発されました。

今はなき 巨大操車場の痕跡

1985(昭和60)年に開業、上下ホームの距離が長かった新三郷駅。

大きく離れていた上下線のホームは、1999(平成11)年に下り線(西船橋方面)側に統合されました。

神奈川県内にも武蔵野線

バイパスとして計画された武蔵野線。実は府中本町駅の南側にも続いています。「武蔵野南線」とも呼ばれる貨物線です。

「武蔵野南線」は南北に細長い川崎市を縦貫していることから、1995(平成7)年に「クリーンかわさき号」が走り始めました。市の北部で出た廃棄物などを、南部にある処理センターの近くの貨物駅まで運んでいます。

JR武蔵野線の沿線からお伝えしました

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