用車を喫煙室代わりに
使ってるのではない」松井氏

11日に開かれた大阪府議会の委員会で、府側は、今月2日の本会議の休憩時間中に松井知事が公用車で外出し、たばこを吸ったり、コーヒーを飲んだりしていたことを明らかにしたうえで、今後、府民から誤解を受けないよう対応していきたいという考えを示しました。

11日に開かれた大阪府議会の総務常任委員会で、自民党の密城浩明議員は、松井知事が、今月2日の本会議の休憩時間中に、公用車で外出したと指摘したうえで、たばこを吸うために公用車を使用したのではないかとただしました。

これに対し、府側は、松井知事が20分の休憩時間中に、公用車で6分間、府庁の本庁舎の周辺を巡回しながら、たばこを吸ったり、コーヒーを飲んだりしていたことを明らかにしました。

そのうえで「警護上の理由から公用車を使用した。不適切な判断だとは考えていないが、たばこを吸うために公用車を使用しているという誤解を府民から受けることがないよう心がけていく」と答弁しました。

大阪府庁では、他人のたばこの煙を吸い込む受動喫煙を防止するため、平成20年から敷地内が全面禁煙となっていますが、公用車に関しては禁煙の規定はないということです。

松井知事は、12日、大阪市内で記者団に対し、「庁舎外の喫煙スペースに行けばよいという意見もあるかもしれないが、僕が行くと、みんなが気を使うと思うので、休憩はそれ以外のところに出ている」と述べました。

そのうえで「公用車で短時間の間、外に出るのはやめる。公用車を喫煙室代わりに使っているのではないかという誤解を与えないようにしていきたい」と述べ、府民の誤解を受けないよう対応していく考えを示しました。