参議院選挙 喜びの声 赤松氏、辻元氏、田村氏、佐藤氏

比例 赤松健氏(自民・新)当選確実

比例代表で、自民党の新人、赤松健氏(54)の当選が確実になりました。平成5年から漫画家として活動し、現在は日本漫画家協会の常務理事を務めています。赤松氏は漫画やアニメなど、表現の自由を守ることや、エンターテイメント産業を成長産業に育てることなどを訴えて、幅広く支持を集め、初めての当選を確実にしました。

赤松氏は「おととい、安倍元総理大臣の銃撃があり、言論を暴力で封殺するという許されないことが起こってしまった。最大限の言葉で非難する」と述べました。そのうえで「日本の漫画、アニメ、ゲームは世界で非常に支持されている。こういったものを使って平和的な外交を進めていきたい。漫画の力を使って『楽しくてみんなが参加できる政治』を目指していきたい」と述べました。

比例 辻元清美氏(立民・新)当選確実

比例代表で、立憲民主党の新人、辻元清美氏(62)の当選が確実になりました。平成8年の衆議院選挙では社民党から比例代表に立候補して初当選し、衆議院議員を7期務めましたが、去年の衆議院選挙で落選しました。

辻本氏は「ずっしりと重い責任を背中に背負って、もう1度、国会の正門をくぐることになりこれからが本番だ。こういう時代だからこそ、強い野党をつくり、日本がおかしな方向にいかないように、しっかり歯止めをかけることができるようにしっかり頑張っていく」と述べました。

比例 田村智子氏(共産・現)当選確実

比例代表で、共産党の現職、田村智子氏(57)の当選が確実になりました。国会議員の秘書などを経て、平成22年の参議院選挙の比例代表で初当選し、現在は、党の政策委員長を務めています。

田村氏は「軍事費2倍の大軍拡を止めて、改憲という方向に向かわせないように、しっかり仕事をやり遂げていきたい」と述べました。

当選確実の奈良選挙区 佐藤啓氏(自民・現)

奈良選挙区で2回目の当選を確実にした自民党の佐藤啓氏は、奈良市内の事務所で記者会見しました。

佐藤氏は「応援に入っていただいた安倍元総理大臣がテロの凶弾に倒れる事態があったが、テロにひるむことなく臆することなく乗り越えていこうと活動した。今回の勝利の結果をあす、上京して安倍元総理大臣に伝えたい」と述べました。