災ヘリ墜落「自爆した
全くお粗末」群馬 太田市長

群馬県太田市の清水聖義市長が25日、市内で開かれた防災訓練のあいさつで、県の防災ヘリコプターが墜落し9人が死亡した事故について、「防災をやるものが自爆した。全くお粗末だ」などと発言していたことが市への取材でわかりました。

防災訓練を主催した太田市によりますと、清水市長は25日、訓練の開始に先立ち行ったあいさつで、今月10日、県の防災ヘリコプターが中之条町の山中に墜落し9人が死亡した事故について触れ「防災をやるものが自分で自爆してしまった。全くお粗末だと思った」などと発言したということです。

この発言について清水市長は26日朝、NHKの取材に対し「原稿がないので記憶にない」としたうえで「もしかしたら気分を悪くした人がいたかもわからない。申し訳ないと思います」と話しました。

そして「訓練には県の防災ヘリコプター『はるな』が来て救助訓練をするはずだったが、それができなくて非常に残念だった」と話しました。