プロレス愛好家に撮影ツアー
巌流島で“決闘動画”を

剣豪 武蔵と小次郎の決闘の地として知られる山口県下関市の巌流島をPRしようと、地元の観光団体は、プロレス愛好家向けに、現地で決闘動画を撮影できる観光ツアーの商品化を目指すことになり、体験イベントが開かれました。

剣豪 宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘で知られる下関市の巌流島は、10年ほど前までは年間およそ10万人が訪れる人気の観光地でしたが、近年は感染拡大の影響もあって大幅に減少しています。

こうした中、巌流島の魅力を伝えようと、下関市の民間観光団体、海峡都市関門DMOは、プロレス愛好家向けに、島でプロレスの決闘動画を撮影できる観光ツアーの商品化を企画していて、無料の体験会が開かれました。

20日は福岡市と北九州市から50代の男性2人が参加し、決闘動画の撮影に臨みました。

2人はカメラクルーや監督などと一緒に船で巌流島に渡り、午前中は雄たけびを上げながら茂みから登場するシーンなどを監督の指導を受けて撮影していました。

また、スタッフが2時間ほどで巌流島にプロレスのリングを組み上げ、実際に闘うシーンも撮影するということです。

学生時代にプロレスサークルに所属していたという北九州市の男性は「プロレスをする人は巌流島に思い入れがある方が多く、楽しいです。プロレスをするのもワクワクしています」と話していました。