育て強くする役割を」
玉木氏 代表選に立候補表明

国民民主党の玉木共同代表は記者会見し「引き続き代表として、党を育て強くする役割を担っていきたい」と述べ、来月投票が行われる代表選挙に立候補することを表明しました。

国民民主党の代表選挙は、今月22日告示、来月4日投票の日程で行われます。

玉木共同代表は10日午前、記者会見し「党の支持率が上がらない中で、厳しい現状の打開が大きな責任の一つであり、引き続き代表として、党を育て強くする役割を担っていきたい」と述べ、代表選挙に立候補することを表明しました。

そのうえで「安倍政権に対じできる大きな塊が必要だ」として、代表選挙では、国会でほかの野党と統一会派を結成することや、来年の参議院選挙に向けて共同の選挙対策本部を設置することなどを訴える考えを示しました。

一方で、玉木氏は、共産党との連携には基本的な考え方が異なるとして否定的な考えを示しました。

玉木氏は衆議院香川2区選出の当選4回で49歳。
財務省を経て、平成21年の衆議院選挙に当時の民主党から立候補して初当選しました。

国民民主党の代表選挙には、津村啓介元内閣府政務官が立候補に意欲を示しているほか、党内にはほかの候補者の擁立を目指す動きも出ています。

大塚共同代表「玉木氏ふさわしい」

国民民主党の大塚共同代表は党本部で記者団に対し「来年の統一地方選挙や参議院選挙に向けて、共同代表というイレギュラーな形を解消し、新しい体制で頑張りたい。玉木氏は、これから党を引っ張っていくうえで、経験、人物、能力的にも十分ふさわしいと思うので、しっかり応援したい」と述べ、みずからは代表選挙に立候補せず、玉木氏を支援する考えを示しました。