“軽石を建築資材に活用”
沖縄 玉城知事

沖縄県の玉城知事は5日の会見で、県内に漂着している軽石について今後、建築資材に活用できるかや、処分の方法などを検討する考えを示しました。

沖縄県の玉城知事は5日、定例の記者会見を開きました。

それによりますと先月21日、読谷村の海岸に流れ着いた軽石を採取して県の衛生環境研究所でカドミウムや鉛などが含まれていないか分析した結果、国が定める環境基準値以下だったということです。
この結果はあくまでも読谷村で採取したサンプルのもので、県内に漂着しているすべての軽石で基準値以下かは判断できないとしていますが、今後、建築資材に活用できるかや、処分の方法などを検討するということです。

また玉城知事は、軽石を拾ってよいかについては国と協議しているとしたうえで、ボランティアによる回収作業が行われる場合は協力してほしいと述べました。
そのうえで「今後、ほかの地域に漂着した軽石についても分析を進め、引き続き国や市町村などと連携して適切に対応できるよう取り組む」と述べました。