らい時にそういう判断
ならありがたい」石破氏

9月の自民党総裁選挙をめぐって、第3派閥の竹下派では参議院側から石破元幹事長を推す動きが出ていますが、衆議院側は安倍総理大臣を支持する議員も多く、結束した対応がとれるのかが課題となります。

自民党総裁選挙をめぐって、党内では安倍総理大臣と石破元幹事長による2人の対決となるという見方が強まっていて、安倍総理大臣は細田派、麻生派、岸田派、それに、二階派から支持を受ける見通しとなっています。

こうした中、まだ対応を決めていない第3派閥の竹下派では、参議院側から「総裁選挙で活発な議論を行うことが来年夏の参議院選挙につながる」などとして石破氏を推す動きが出ています。

背景には、今も派閥に影響力を持つ青木幹雄元自民党参議院議員会長の意向があるとみられています。

会長を務める竹下総務会長は30日夜開かれた会合で派内の動きに直接言及せず「堂々と議論し戦って結果が出たら全員一致で支えるのが今の自民党の強みだ」と述べるにとどめました。

一方の石破氏は記者団に対し「『安倍総理大臣の3選の流れだ』と言われる中、つらい時にそういう判断をしてもらえるならありがたい」と述べ、期待感を示しました。

竹下派は31日、参議院側の幹部が対応を協議するほか、今後、所属議員から聞き取りを行うなどして意見集約を図ることにしていますが、衆議院側は安倍総理大臣を支持する議員も多く、結束した対応がとれるのかが課題となります。