“退任決まった総理の訪米
成果期待できず” 玉木氏

菅総理大臣が今月下旬にもアメリカを訪問する方向で調整を進めていることについて、国民民主党の玉木代表は、退任が決まり、求心力が失われた総理大臣が外交に臨んでも成果は期待できず、疑問だと批判しました。

菅総理大臣は日本とアメリカ、オーストラリア、インドの4か国の枠組みによる首脳会合への出席を念頭に、退任前の今月下旬にもアメリカを訪問する方向で調整を進めています。

これについて国民民主党の玉木代表は記者会見で「日米両国の関係を常に緊密に保つことは必要だが、退任が決まり『レームダック化』した総理大臣が、新しいことや重要なことを決める権限はないと考えるのが普通で、成果は期待できず、疑問が残る」と批判しました。

野党4党の共通政策締結に加わらず「相いれないところあった」

一方、玉木氏は、立憲民主党など野党4党の共通政策の締結に加わらなかったことについて「『自公政権』を過半数割れに追い込むという目的は同じだが、政策は現実的なアプローチが必要で『改革中道』を掲げるわが党にとって、今回の共通政策は必ずしも相いれないところがあった」と述べました。