総裁選「菅総理代える意義
見つからない」二階幹事長

9月末に菅総理大臣の任期が満了することに伴う自民党の総裁選挙について、二階幹事長は「たんたんと進めていくことが大事だ」と指摘する一方、菅総理大臣を代える意義は見当たらないとして、続投を支持する考えを強調しました。

菅総理大臣の自民党総裁としての任期は、9月末までとなっていて、党の規程では、8月中に総裁選挙の日程を決めることになっています。

これについて自民党の二階幹事長は、記者会見で「党内には衆議院選挙のあとに総裁選挙を行うべきだという意見もあるが、どう考えるか」と問われたのに対し「たんたんと進めていくことが大事だ」と指摘しました。

一方で、二階氏は「菅総理大臣がしっかり頑張っているので、今すぐ総裁を代える意義は見つからない。むしろ『しっかり続投してもらいたい』と思う声のほうが国民の間にも党内にも強いのではないか。複数の人が手を挙げる見通しは今のところなく、現職が再選される可能性が極めて強い状況だ」と述べ、菅総理大臣の続投を支持する考えを強調しました。

また、新型コロナウイルスの感染状況と衆議院選挙の時期との関係について「『コロナが収まってほしい』と誰もが考えているが、コロナだからということで政治日程をすっかり延ばしてしまうわけにもいかない。状況をよく見極めて判断したい」と述べました。