鳥インフル「ヒトへの感染
限定的も感染防止徹底図る」

ロシアの衛生当局が高病原性の鳥インフルエンザウイルス「H5N8型」のトリからヒトへの感染が、世界で初めて確認されたと発表したことについて、加藤官房長官は、感染は限定的とみられるとする一方、引き続き、感染防止の徹底を図る考えを示しました。

ロシアの衛生当局は20日、高病原性の鳥インフルエンザウイルス「H5N8型」のトリからヒトへの感染がロシア国内で確認され、WHO=世界保健機関に報告したと発表しました。

これについて加藤官房長官は、午前の記者会見で「ヒトからヒトへの感染が確認されているわけではないと聞いており、感染は限定的とみられる」と述べました。

一方で「各国政府やWHOとも緊密に連携し、情報収集と適切な情報発信に努めるとともに、養鶏場の従業員などに、感染防止の徹底を図るよう要請している。これまで国内で感染者は確認はされていないが引き続き、感染防止の徹底を図っていく」と述べました。