超党派議連 ミャンマーの
クーデターで政府に要請文

ミャンマーのクーデターを受け、超党派の国会議員でつくる議員連盟は、日本政府に対し、ミャンマー軍に民主体制への全権委譲などを要求し、応じない場合は、実効性のある制裁措置を講じるよう求める要請文を取りまとめました。

ミャンマーのクーデターを受け、自民党や立憲民主党など、超党派の国会議員でつくる議員連盟は、10日、国会内で会合を開き、政府に対する要請文を取りまとめました。

この中では「クーデターは、これまでの民主化努力を崩壊させ、国民の期待と希望を踏みにじる暴挙で、断固、容認されてはならない」と非難しています。

そのうえで、政府に対し、ミャンマー軍にアウン・サン・スー・チー国家顧問らを即時釈放して、民主体制への全権委譲を直ちに実行することなどを要求し、応じない場合は、アメリカやEU諸国などと連携し人道目的以外の経済支援の停止など、実効性のある制裁措置を講じるよう求めています。

議員連盟は、この要請文を近く政府に提出することにしています。

また、ミャンマーとの友好関係の強化を目指す自民党の議員連盟も国会内で会合を開き、一連の事態に懸念を表明するとともに、民主的な政治プロセスの回復や、スー・チー氏らの即時解放を求める声明を取りまとめました。