菅首相「コロナ対策に全力
財政健全化目標も維持」

菅総理大臣は、衆議院本会議で、新型コロナウイルス対策に全力を尽くすとともに、財政健全化の目標も維持するとして、歳入と歳出の両面で改革を進めていく考えを強調しました。

衆議院本会議では9日、菅総理大臣も出席して税制関連法案が審議入りしました。

この中で菅総理大臣は、新型コロナウイルス対策について「国民の協力もあって、新規感染者数は大幅に減少するなど、緊急事態宣言の効果が見られ始めている。私に求められているのは、1日も早く感染を収束させ安心して暮らせる日常を取り戻すことで、引き続き先頭に立って対策を進めていく」と決意を述べました。

そのうえで、財政健全化について「将来にわたって国債の信認を維持するためには、財政健全化の目標を放棄することはできない。当面は感染症対策に全力を尽くしながら、プライマリーバランス=基礎的財政収支の黒字化などの目標も旗印に、歳入・歳出両面の改革を進めていく」と述べました。