元農相の在宅起訴で第三者
委員会を設置 検証へ 農相

野上農林水産大臣は29日の閣議のあとの記者会見で、吉川元大臣が大臣在任中に大手鶏卵生産会社の元代表から賄賂を受け取ったとして在宅起訴された事件に関連し、当時の政策に影響がなかったかを検証する第三者委員会を設置し、2月3日に初会合を開くことを明らかにしました。

このなかで野上農林水産大臣は「農林水産省としても国民に疑念を持たれることがないように、第三者による検証を開始する」と述べ、当時の養鶏・鶏卵政策が公正だったかを検証する第三者委員会を設置し、来週、2月3日に1回目の会合を開くことを明らかにしました。

第三者委員会は弁護士、農業ジャーナリスト、それに畜産分野や政治行政の専門家の合わせて4人が委員を務めます。

野上大臣は、結論をまとめる時期の見通しについて「具体的な期間を示すことは難しいが、裁判などの影響を留意しつつ極力、速やかに検証いただき、調査結果として報告書をまとめたい」と述べました。