安倍前首相秘書 略式起訴
「安倍氏から説明あると」

「桜を見る会」の前日夜の懇親会をめぐる問題で安倍前総理大臣の秘書が略式起訴されたことについて、菅総理大臣は「まずは、安倍氏から説明があると思う」と述べました。

菅総理大臣は24日午前、東京都内で講演を行い、その後、会場からの質問に答えました。

この中で菅総理大臣は、「桜を見る会」の前日夜の懇親会をめぐる問題で安倍前総理大臣の秘書が略式起訴されたことについて「内容は承知していない。いずれにしろ、安倍氏は国民の皆さんに積極的に説明したいと言っているので、まずは、安倍氏から説明があると思う。私自身の説明は、必要な機会にしっかり対応したい」と述べました。

また、大手鶏卵生産会社の元代表から現金を受け取った疑いがある吉川元農林水産大臣について「心臓の病気のため、手術のあと国会議員として責任を果たせないということだが、今後どのようになるか分からない段階では、私の今の立場で説明すべきでない。ただ、時期が来たら、しっかり対応したい」と述べました。

一方、新型コロナウイルス対策の特別措置法の改正について、菅総理大臣は「営業時間の短縮要請をめぐる規制や罰則、給付金がセットで必要ではないかと思っているが、きのうの分科会でも『規制を強化すべきだ』という意見と、私権の制限について慎重な意見があった。そういう中で、必要なことであれば、ちゅうちょすることなく次の国会に改正案を提出し、成立させたい」と述べました。