桜を見る会 前首相の国会
説明の機会を調整へ 自民

「桜を見る会」の前日夜の懇親会をめぐり、自民党は検察当局による捜査の結果を見極めたうえで、早ければ年内にも、安倍前総理大臣本人が国会で経緯などを説明する機会を設ける方向で調整しています。

「桜を見る会」の前日夜に開催された懇親会をめぐって野党側は、安倍前総理大臣の過去の国会答弁が虚偽だった疑いがあるとして、安倍氏本人が説明すべきだとして国会への招致を求めています。

これについて与党側はこれまで、検察当局から発表がなく、事実関係が明らかになっていない中では招致に応じられないとしてきましたが、過去の答弁との整合性を明らかにする必要があるとして、検察当局による捜査の結果が出た段階で、安倍氏の意向も確認したうえで、国会で経緯などを説明する機会を設ける方向で調整しています。

与党内には「新型コロナウイルス対策が急がれる中、来年には衆議院選挙が控えていることも踏まえ、早めに区切りをつけるべきだ」という意見もあり、自民党は捜査の行方を見極めながら、早ければ年内にも説明の機会を設けたいとしています。