さっぽろ雪まつり 市長
「観客入れ開催 難しい」

新型コロナウイルスの感染拡大が続いていることから、札幌市の秋元市長は来年の「さっぽろ雪まつり」を観客を入れて開催することは難しいという認識を示しました。

来年の「さっぽろ雪まつり」について実行委員会はことし6月、大雪像を制作せずに中小の雪像を中心に規模を縮小して開催すると発表していました。

これについて、札幌市の秋元市長は10日の記者会見で「最近の感染状況を考えると、規模を縮小するとはいっても、会場を設けて観客を入れる形で開催することは難しいと判断している」と述べました。

そのうえで、すでに実行委員会に対しこうした考えを伝え、来週中には開催の在り方の最終的な決定が行われる見通しだと明らかにしました。

そして秋元市長は「70回以上続く札幌の冬の風物詩であり雪まつりのともし火を消さないことが重要だ。過去の雪像の映像を流すなどオンラインでPRすることも考えられるのではないか」と述べました。