鳥インフル相次ぎ 全国一斉
緊急消毒など指示 官房長官

鳥インフルエンザの発生が相次いでいることを受けて、政府の関係閣僚会議が開かれ、加藤官房長官は、例年以上に警戒を強める必要があるとして、全国一斉に緊急消毒を実施するなど、できるかぎりの予防的措置を講じるよう指示しました。

先月以降、合わせて6つの県の養鶏場で鳥インフルエンザが発生していることを受けて、政府は9日夜、総理大臣官邸で関係閣僚会議を開きました。

この中で、加藤官房長官は「これまでの鳥インフルエンザの発生は、各地で散発するものであったが、今年度は密集した地域で続発しているという特徴もある。北海道から鹿児島県まで、各地で野鳥のふん便などからもウイルスが検出されており、例年以上に警戒を強める必要があると、強い危機意識を抱いている」と述べました。

そのうえで、養鶏農家の衛生管理の徹底を図り、全国一斉に緊急消毒を実施するなど、できるかぎりの予防的措置を講じるとともに、新たに発生が確認された場合は、まん延を防止するため、迅速に防疫措置をとるよう関係閣僚に指示しました。