香川の鳥インフルで農相
「対策や感染経路特定急ぐ」

香川県三豊市の養鶏場で、鳥インフルエンザウイルスが検出されたことについて、野上農林水産大臣は、専門家の意見も踏まえて、今後の対策の検討や感染経路の特定を急ぐ考えを示しました。

5日、香川県三豊市の養鶏場のニワトリから高病原性の「H5型」の鳥インフルエンザウイルスが検出されたことを受けて、香川県は、自衛隊ともにおよそ33万羽の処分を進めています。

これについて、野上大臣は6日の閣議のあと、記者団に対して「国も香川県と緊密に連携を取り、必要な人的支援や物的支援を実施している」と述べ、国としても専門家による調査チームを派遣するなどの対応を進めていることを明らかにしました。

そのうえで、野上大臣は「現地の情報をもとに専門家による委員会で、防疫対策に必要な技術的な助言を受けるとともに感染経路についても議論をする予定になっている」と述べ、必要な対策の検討や感染経路の特定を急ぐ考えを示しました。