刑務所で生産 医療用ガウン
120万着を納品 増産も

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、ことし5月から全国の刑務所で生産していた医療用ガウンについて、上川法務大臣は、これまでに目標としていた120万着を納品し、さらに16万着を増産することを明らかにしました。

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、全国42か所の刑務所では、ことし5月から受刑者の刑務作業として医療用ガウンを生産しています。

上川法務大臣は、記者会見で、10月までの目標としていた医療用ガウンおよそ120万着を生産し、34の都道府県に納品したことを発表しました。そのうえで、受刑者の縫製技術が向上し、原材料を効率的に使用することができたため、およそ16万着を増産することを明らかにしました。

上川大臣は「医療関係者などから感謝のことばをいただき、受刑者にとっても社会貢献を実感することができて更生に役立つと感じているので、引き続き積極的に取り組みたい」と述べました。