学術会議めぐる国会答弁
「全く理解できず」枝野氏

日本学術会議をめぐり、菅総理大臣が、会員が一部の大学に偏っているなどと指摘していることについて、立憲民主党の枝野代表は、事実に基づいていないとして、来週から始まる予算委員会で追及を続ける考えを示しました。

日本学術会議の会員候補6人を任命しなかったことをめぐって、菅総理大臣は、国会の代表質問の答弁で「民間出身者や若手が少なく、出身や大学にも偏りが見られることも踏まえて、多様性があることを念頭に、私が任命権者として判断を行った」と述べています。

これについて立憲民主党の枝野代表は、30日の記者会見で「学術会議はむしろ、この10年ぐらいで一気に多様性が進んでいる。どういうファクトに基づいて言っているのか、全く理解できず支離滅裂だ」と述べ、来週から始まる予算委員会で追及を続ける考えを示しました。

また、枝野氏は、菅総理大臣の国会答弁について「真正面から答えた部分が、1人の質疑者に対し1問か2問あるかどうかのレベルで、残念に思っている。新しい時代のリーダーとしてもの足りない」と述べました。