暴行で略式起訴の石崎徹氏
自民党本部で幹部に陳謝

秘書だった男性を殴ったなどとして暴行の罪で略式起訴された自民党の石崎徹衆議院議員は党幹部に経緯を説明して陳謝しました。一方、石崎氏が所属する自民党新潟県連の高鳥会長は、二階幹事長に対し、党紀委員会を開いて、厳しい処分を行うよう求めました。

衆議院の比例代表・北陸信越ブロック選出の自民党の石崎徹議員は、去年、秘書だった男性の後頭部や顔を殴ったとして、19日、暴行の罪で略式起訴されました。

石崎氏は、20日午後、自民党本部で林幹事長代理らと会談し、経緯を説明して陳謝したのに対し、林氏は「重く受け止めるべきだ」と述べたということです。

このあと石崎氏は、記者団に対し、「多くの皆さんに迷惑や心配をかけたことを深くおわびし、今回の事案について説明していきたい」と述べました。

そのうえで記者団が、離党する意思はないか尋ねたのに対し、「どのように責任を果たすべきかよく考えて対応する。なるべく早く判断したい」と述べました。

一方、自民党新潟県連の高鳥会長は、二階幹事長らと会談し、党紀委員会を開いて、石崎氏に厳しい処分を行うよう求めました。

高鳥氏は記者団に対し、「林幹事長代理から、『重く受け止め、執行部で協議する』という話があった。党本部には早めに結論を出してもらいたい」と述べました。