二階氏 石破派会合で結束し
新内閣支えるよう呼びかけ

自民党の二階幹事長は、総裁選挙で菅総理大臣に敗れた石破元幹事長の派閥のパーティーで講演し、新内閣を結束して支えるよう協力を呼びかけるとともに、石破氏の今後の取り組みにも期待を示しました。

講演は、自民党の石破元幹事長がことし7月に二階幹事長に依頼したのをきっかけに行われました。

二階氏は「今回の総裁選挙は3人が堂々たる論戦を展開し、立派な選挙だった。これからは菅総理大臣を一致結束して支え、この国を前に進めていきたい」と協力を呼びかけました。

また、二階氏は「私はもともと石破氏と同じ田中派の出身で、若い頃から活躍を知っている。新しい時代を担う重要な任務が石破氏に課せられているとすれば、支援をお願いしたい」と述べ、石破氏の今後の取り組みにも期待を示しました。

一方、石破氏は「今回の総裁選挙では、『石破つぶし』とか『石破たたき』という恐ろしいことばが飛び交い、いちばん厳しい選挙だった。私に何が足りないのかを虚心たん懐に反省し、今後も全身全霊を尽くしたい」と述べました。

このあと、石破氏は記者団に対し、次の総裁選挙への対応について、「新内閣が発足したばかりで、次にどうするかと言うのは不見識だ」と述べました。