菅内閣 閣僚たちの
意気込みは…

菅内閣の閣僚の意気込みです。

武田総務相「一つ一つ丁寧に結果を出す」

総務大臣に起用された武田良太氏は、呼び込みのあと総理大臣官邸を出る際に、記者団に対し、「菅総理大臣からは、マイナンバー制度を国民の立場に立ったしっかりとした制度として確立してほしいということと、モバイルサービスに関して、国民の理解が得られる制度を作り上げてほしいという指示があった」と述べました。
そのうえで、「国民にとって有益なものにしていくというのが、すべてに共通するテーマだと思うので、一つ一つ丁寧にしっかりと結果を出していきたい」と抱負を述べました。

上川法相「思いっきり仕事をしていきたい」

法務大臣に起用された上川陽子氏は、午前中、議員会館の事務所で、法務省の職員から説明を受けたということです。そして、午後4時前、総理大臣官邸からの呼び込みの電話を受けると、真剣な表情で、「よろしくお願いいたします。伺います」と答えていました。
そして、記者団に対し、「1つずつ与えられた職責をしっかり果たすということで、きのうは自分自身をリセットして切り替える時間があったので、きょうからは本当にまっすぐに、思いっきり仕事をしていきたい」と意気込みを語りました。
上川陽子氏は、呼び込みのあと、総理大臣官邸を出る際、記者団に対し、「私にとって、法務大臣は3回目の就任になる。国民の安全安心を守るという一心で、緊張感を持って、全霊を尽くして仕事をしていく」と述べました。

茂木外相「存在感のある外交を展開」

茂木外務大臣は、午後4時すぎ、総理大臣官邸を出る際、記者団に対し、「菅総理大臣からは、引き続き日本外交の基軸である日米同盟の強化、さらには日本が提唱している『自由で開かれたインド太平洋』構想の実現にしっかりと取り組んでほしいという話があった」と述べました。
そのうえで、「安倍総理大臣が7年8か月にわたって地球儀をふかんする外交を展開し、国際社会における日本の存在感が高まっている。そういったことをしっかりと引き継いで、存在感のある外交を展開していきたい」と述べました。

田村厚生労働相「国民の不安を和らげる」

厚生労働大臣に起用される田村憲久氏は、議員会館の事務所に入り、新型コロナウイルスへの対応など当面の課題をまとめた資料を読みながら、呼び込みの電話を待ちました。そして、午後3時50分ごろ、総理大臣秘書官からの電話を受け記者団に対し、「本当に重い責任だ。特に新型コロナウイルスへの対応をしっかりやらないといけない。国民の不安を和らげられるような厚生労働行政をしていかないといけない」と述べ、総理大臣官邸に向かいました。
田村憲久氏は、呼び込みのあと総理大臣官邸で記者団に対し、「菅総理大臣からは、『新型コロナウイルスへの対応をしっかりやってもらいたい』ということと、『少子化の中、子どもたちを育てやすい社会を作るべく、頑張ってもらいたい』という話をいただいた。新型コロナウイルス対策に全力を傾けることが、すべての前提になってくるが、インフルエンザの流行も予想されるので、都道府県や医療現場とも意思疎通しながら、しっかりした体制を作っていきたい」と述べました。
一方、記者団が、「自民党総裁選挙では、菅陣営と戦う立場だったが、内閣の一員として、どのような決意か」と質問したのに対し、「菅内閣を全力で支えていく。国民のために、この内閣で一緒になって安心してもらえる社会を作っていかなければならない」と述べました。

野上農相「豊かな農山漁村を次世代に継承」

農林水産大臣として初入閣する、野上浩太郎氏は、閣僚名簿の発表を、議員会館の事務所のテレビで見守り、自分の名前が読み上げられると、小さくうなずいていました。そして、その直後に、総理大臣官邸から呼び込みの電話を受け、「ありがとうございます。承知しました」と応じていました。
このあと、記者団に対し、「身が引き締まる思いだ。農林水産業は、まさに国の基であり豊かな農山漁村をしっかり次世代に継承していかなければならない」と決意を述べました。

赤羽国土交通相「国民の命と暮らしに直結 気を引き締める」

赤羽国土交通大臣は、呼び込みのあと、総理大臣官邸を出る際、記者団に対し、「国土交通行政は、そのすべてが国民の命と暮らしに直結する、大変重要な責任の重い担務だ。災害対応や感染症対策、さらに観光もしっかり盛り上げないといけないので、これまで以上に気を引き締めてやっていきたい」と述べました。

小泉環境相「気候変動対策や脱炭素社会の推進を」

小泉環境大臣は、呼び込みのあと総理大臣官邸から出る際に、記者団に対し、「菅総理大臣からは、『インバウンドが見込めない中で、国立公園の魅力を上げる政策をしっかりやるように』と言われた。私からは『自公両党で結ばれた政権合意の中に、今まではなかった項目として、気候変動対策や脱炭素社会の推進などが入ったことを、ありがたく、心強く思う。しっかりやります』と申し上げた」と述べました。

岸防衛相「恩返しできるよう頑張りたい」

防衛大臣として初入閣する岸信夫氏は、議員会館の事務所で、総理大臣官邸からの呼び込みの電話を待つ間、「このまま電話がかかかってこなかったらどうしよう」などと話していました。そして、午後4時前に電話を受けると、「すぐに行きます」と応じていました。
このあと、岸氏は、記者団に対し、「初当選以来、育てていただいた地元の皆さんに恩返しできるよう頑張りたい。わが国を取り巻く安全保障環境は大変厳しく、防衛大臣としてしっかり対応する」と述べました。
岸信夫氏は、呼び込みのあと記者団に対し、「国家の安全と国民の財産を守っていかなけらばならない。菅総理大臣からは、『しっかりやっていただきたい』と指示を受けた」と述べました。

加藤官房長官「全体調整など3つの役割果たす」

官房長官として入閣する加藤勝信氏は、議員会館の事務所で、髪をとかすなど準備をしながら、総理大臣官邸からの連絡を待ちました。そして、午後2時半すぎ、総理大臣官邸から呼び込みの電話を受けると、記者団に対し、「内閣の要はもちろん菅総理大臣だが、官房長官は、政府全体の調整役に加え、国会対応やスポークスマンとして3つの役割がある。菅総理大臣は、官房長官としてすばらしい成果を上げたので、範としながら『私流』にしっかりと役割を果たしたい」と述べました。
そのうえで、「まずは新型コロナウイルス対策だ。私自身も、厚生労働大臣として対応してきた。同時にアフターコロナの対応として、少子高齢化など課題があり、国が前に進むようにしたい」と決意を述べ、総理大臣官邸に向かいました。
加藤官房長官は、閣僚名簿を発表したあと、午後4時すぎにいったん議員会館の事務所に戻り、皇居での認証式に備えて、モーニングに着替えました。
そして記者団に、「これまで閣僚を務めてきたが、今回は官房長官ということで、また違う思いでモーニングを着た。菅総理大臣を支える中心として頑張りたい」と話し、認証式に向かいました。

平沢復興相「発展できるように応援」

復興大臣として初入閣する平沢勝栄氏は、呼び込みのあと「東日本大震災から来年3月で10年になり、復興への対応も、新しい段階に入る。いままでは、被災者の方が1日も早く元の生活に戻れるようにすることが中心だったが、これからは生活しやすい街として発展できるように応援していくことが大事だ」と述べました。
そのうえで、「菅内閣は、規制や前例主義にとらわれず、改革をして世界に誇る日本、地方をつくろうということでやっていく。その代表的な地域や都市を、福島、宮城、岩手の被災地でつくれるように頑張っていきたい」と述べました。

小此木国家公安委員長「気を引き締めていく」

国家公安委員長として再入閣する小此木八郎氏は、午後3時50分ごろ、議員会館の事務所で、総理大臣秘書官からの電話を受け「すぐに行きます」と応じていました。そして、記者団に対し、「責任ある仕事なので気を引き締めていく」と述べ、足早に総理大臣官邸に向かいました。
小此木八郎氏は、呼び込みのあと総理大臣官邸を出る際に、記者団に対し、「社会のデジタル化を進めるのはいいことだが、悪用によって犯罪が生まれやすくなる場合も出てくる。警察が、しっかり取締りをしていく姿勢を発信していきたい。菅総理大臣を支えられるよう頑張っていく」と述べました。

坂本一億総活躍相「結果が出せるように働きたい」

一億総活躍担当大臣として初入閣する坂本哲志氏は、午後4時前、議員会館の事務所で総理大臣官邸からの呼び込みの電話を受けると、引き締まった表情で「ありがとうございます」と答えていました。
そして、記者団に対し、「菅政権をしっかり支えて、国民の声、現場の声を聞き、地方創生や一億総活躍、少子化担当と役職がついているので、それぞれで十分な結果が出せるように働きたい。とりわけ地方創生は、菅総理大臣の思いも強いと思うので、全力で頑張りたい」と意気込みを語りました。
呼び込みのあと総理大臣官邸から出る際、記者団に対し、「緊張感と使命感がふつふつと沸いている。いろいろなことを実現していきたい。菅総理大臣は地方を非常に重要視しており、私自身も地方出身者として、どうすれば持続的な振興ができるかを考え、有効な予算の使い方や人材の派遣をしたい」と述べました。

西村経済再生相「多くの人に安心と希望を」

経済再生担当大臣への再任が決まり、引き続き、新型コロナウイルス対策も担当する西村康稔氏は、午後4時ごろ、総理大臣官邸から呼び込みの連絡を受けました。
そして、記者団に対し、「感染拡大防止と経済の両立という難しい任務を実現しなければならず、改めて身の引き締まる思いだ。すべての人に100%満足してもらうのは難しいが、できるだけ多くの人に、安心と希望を持っていただけるよう全力で頑張りたい」と述べました。

平井デジタル相「デジタル庁新設に全力尽くしたい」

デジタル改革担当大臣に起用される平井卓也氏は、午後2時すぎから議員会館の事務所で、地元・香川県の支援者とオンラインで結び、入閣を報告しました。支援者から、「デジタル化は新内閣の目玉で、経済界からの期待も大きい。高齢者も使えるような形でデジタル化を進めてほしい」などと激励を受けると、平井氏は、特殊なノートとペンによる最新の機器を使って、メモをとっていました。
この後、午後4時前に、総理大臣官邸から呼び込みの電話がかかってくると、「ありがとうございます」と応え、足早に総理大臣官邸に向かいました。
そして、総理大臣官邸を出る際、記者団に対し、「菅総理大臣から『思い切ってやってくれ』と言われた。菅総理大臣の描くデジタル化のスピード感は今までにないものであり、新型コロナウイルスで見えた課題の解決や、デジタル庁の新設に全力を尽くしたい」と述べました。

橋本五輪相「東京大会をさらに価値のあるものに」

再任された橋本オリンピック・パラリンピック担当大臣は、午後3時50分すぎに、議員会館の事務所で、総理大臣官邸からの呼び込みの電話を受けると、記者団に対し、「この責務を担わせていただくことに感謝したい。国内はもとより、全世界に喜んでもらい、歓迎される東京大会にしたい」と意気込みを語りました。
橋本オリンピック・パラリンピック担当大臣は、呼び込みのあと、総理官邸を出る際、記者団に対し、「1年延期となった東京大会だが、アスリートにしっかりと寄り添いたい。スポーツの枠を超えて、東京大会をさらに価値のあるものとして次世代に残せるよう仕事をしたい」と述べました。

井上万博相「菅総理大臣のもと頑張る」

新設された2025年の大阪・関西万博の担当大臣として入閣する井上信治氏は、午後3時半ごろ議員会館の事務所で総理大臣秘書官から電話を受けました。
このあと、井上氏は、記者団に対し、「うれしさと身が引き締まる気持ちと両方ある。担当する万博だけでなく大事な課題について、菅総理大臣のもとしっかり頑張っていきたい」と述べました。
井上氏は、呼び込みのあと総理大臣官邸から出る際、記者団に対し、「非常にやりがいのある仕事を与えてもらったと大変光栄に思っている。本当にうれしい気持ちと、身の引き締まる思いの両方だ。大阪万博を進めていくには地元の協力が大切だと思うので頑張りたい。菅総理大臣は改革を進めると話していたので、その一翼を担えればと思う」と述べました。