流不参加議員の新党は
「国民民主党」代表は玉木氏

合流新党の「立憲民主党」に参加しない、国民民主党出身の議員が結党を目指す新党は、党名を引き続き「国民民主党」とし、玉木雄一郎氏が代表を務めることが決まりました。

国民民主党は、合流新党の「立憲民主党」の結党に向けて、11日、東京都内で党大会を開き、党を解党しました。

これを受けて、合流新党には参加せず、別の新党の結党を目指している玉木雄一郎衆議院議員や前原・元外務大臣ら、党出身の10人余りの議員が国会内で集まり、新党の在り方について協議しました。

その結果、政策や理念を受け継いでいくことを明確にする必要があるなどとして、新党の党名を引き続き「国民民主党」とし、玉木氏が代表を務めることが決まりました。

また、党員などの体制が整えば代表選挙を行って、改めて新代表を選出することも確認しました。

新しい「国民民主党」は、最終的な参加議員を確定させたうえで、来週14日に、国に結党を届け出ることにしています。

一方、当初、この新党に加わる意向を示していた増子輝彦参議院議員は、事実上、玉木氏が代表を続けることに反発して参加を見送り、無所属で活動していくことになりました。

玉木氏「ベンチャー政党として頑張りたい」

新しい「国民民主党」の代表となる玉木氏は、記者団に対し「『政策提案型』の立ち位置をさらに前に進め、新型コロナウイルスや低迷する経済などの課題に対して現実的な解決策を示していく。党の規模も小さいので、『ベンチャー政党』として、そして、政府・与党をけん引する野党として頑張りたい」と述べました。