民 前原氏
立民との合流 不参加表明

国民民主党の前原元外務大臣は、立憲民主党との合流に参加しない意向を表明しました。国民民主党内の「分党」をめぐる多数派形成の動きに影響を与えることも予想されます。

立憲民主党との合流をめぐって、「分党」の協議が続く国民民主党内では、合流する議員としない議員の双方で、多数派を形成しようという動きが続いています。

こうした中、国民民主党の前原元外務大臣は15日、地元の京都市で開かれた後援会の会合をツイッターなどに投稿し、この中で「合流新党には行かず、国民民主党に残る選択肢をとらせてもらう」と述べました。

合流に参加しない理由について前原氏は、立憲民主党が共産党と選挙協力を進める可能性を念頭に「共産党と協力する政党にはいきたくない。外交安全保障などの考えが全く違う政党に協力し、くみすることができない」と述べました。

また前原氏は、国民民主党の「分党」について「残る人間が少なくなる可能性が十二分にあると思うが、真剣な気持ちを持つ政治家が数人でも十数人でも数十人でも集まれば、この国はかえることができる」と述べました。

閣僚や党代表などを歴任した前原氏が、合流に参加しない意向を表明したことで国民民主党内の多数派形成の動きに影響を与えることも予想されます。