知事選 自民 小池知事
に推薦出さず 二階氏は支援

東京都知事選挙について、自民党は小池知事の意向を踏まえ推薦や支持は出さないことを決める一方、二階幹事長は小池知事を支援する考えを強調しました。

来週告示される東京都知事選挙をめぐって、自民党は、12日、二階幹事長や下村選挙対策委員長らが、対応を協議しました。そして、独自候補を擁立しない方針を確認する一方、小池知事から二階氏に対し「どの党からも推薦や支持を受けず、フリーな立場で立候補したい」という意向が伝えられたとして、推薦や支持は出さないことを決めました。

下村氏は記者団に対し「小池知事の意向を尊重して対応する。実質的にはそれぞれで判断して活動する。拘束することはない」と述べ、自主投票とする考えを示しました。

一方、これに先立って、二階氏は記者団に「推薦するとかしないとか、そういう形式的なことではなく、自民党は全力を挙げて、小池知事再選のためにやったという姿勢が都民にもよく理解されるよう、しっかり支援したい」と述べました。

安倍首相「党本部、東京都連の決定を尊重」

安倍総理大臣は記者団に対し、二階幹事長から東京都知事選挙への対応について、報告を受けたことを明らかにしたうえで「党本部、そして東京都連の決定を尊重したいと思っている。小池知事も、このコロナ禍の中にあって、都民を守るために全力を尽くしておられると思う。大切なことは、地方自治体と国が一体となって、この状況を乗り越えていくことだ」と述べました。