本防衛副大臣 公費宿泊
ホテル代117万円余返納へ

山本防衛副大臣は、防衛省近くのホテルに公費で宿泊していたことについて、9日夕方、記者会見し、支出は適正だったとしたうえで、全額を返納する考えを示しました。

山本防衛副大臣は都内に宿舎を確保しておらず、前回、副大臣を務めたときも含め、危機管理上必要だとして、140回余りにわたって防衛省近くのホテルに宿泊し、合計117万円余りの宿泊代を防衛省が支払っていました。

これについて、山本副大臣は9日夕方、防衛省で記者会見し、過去5年間で防衛省のほかの政務三役の対応を確認したところ、いずれも個人で議員宿舎などを確保していて、ホテルの利用で公費を支出したことはなかったと説明しました。

そのうえで、「支出は適正だが、ほかの政務三役とのバランスを欠くので、返納する考えに至った」として、宿泊費を副大臣の手当てから、全額返納する考えを示しました。

また記者団が「辞任する考えは無いのか」と質問したのに対し、「防衛省として手続きにかしはないという考え方であり、その必要性は一切ないと思っている」と述べました。