19年ぶりに車いすで
本会議登壇 国民 横澤氏

4日開かれた参議院本会議では、車いすを使用している国民民主党の横澤高徳議員が初めて登壇し、討論を行いました。車いすを使った議員の本会議での登壇は、八代英太元郵政大臣以来19年ぶりだということです。

夏の参議院選挙で初当選した横澤氏は、4日の参議院本会議で、公立学校の教員の働き方改革を推進するための改正法に反対の立場で討論するため、初めて登壇しました。

横澤氏は、衛視に車いすを押してもらい、取り外し可能なスロープを使って閣僚席の後ろを通って登壇し、討論を行いました。

車いすを使った議員が本会議で登壇するのは、元郵政大臣として法案の趣旨説明などを行った八代英太氏以来19年ぶりだということです。

本会議のあと、横澤氏は記者団に対し、「同じように障害のある人たちや、地元で応援してくれる人たちの思いに後押しされ、思い切って登壇した。国会からバリアフリー化を発信できるよう取り組みたい」と述べました。

国会のバリアフリー化をめぐっては、参議院は先に、れいわ新選組の大型の車いすを使う議員が登壇できるよう、本会議場にスロープを設置するなどとした案をまとめています。