骨取り違え「外務省と
相談始めた」根本厚労相

厚生労働省の派遣団がシベリアに抑留されて亡くなった日本人の遺骨を取り違えた疑いがある問題について、根本厚生労働大臣は「ロシア側と速やかに協議できるよう外務省への相談を始めた」と述べました。

シベリアに抑留されて亡くなった日本人のものとして、厚生労働省の派遣団が東シベリアのザバイカル地方で収集した16の遺骨をめぐっては、去年8月、DNA鑑定をした専門家が「日本人ではない」などとする鑑定結果を厚生労働省に示していたことが明らかになっています。

この問題について、根本厚生労働大臣は2日の閣議後の会見で「ロシアでの遺骨収集で問題が起きた場合には協議のうえで解決することになっており、今後、ロシア側と速やかに協議できるよう外務省への相談を始めた」と説明しました。

また、NHKが報道するまで鑑定結果を公表しなかったことについては「今後はより迅速に取り組むよう努めていきたい」と述べました。