当選の自民 河井氏
「雇用の在り方変えたい」

広島選挙区で初当選した自民党の新人の河井案里氏は一夜明けた22日朝、早速街頭に立って、国政への活動をスタートさせました。

今回の参議院選挙で、定員2の広島選挙区では、自民党が全国の2人区で唯一、現職の溝手顕正氏と新人の河井案里氏を擁立して、2議席独占を目指しましたが、結果的に保守を2分する争いとなり、河井氏が初当選しました。

河井氏は22日朝7時から広島市の街頭に立ち、ドライバーに手を振ったり、通勤途中の有権者と握手を交わすなど、国政への活動をスタートさせました。

河井氏は記者団に、「国にしかできない安全保障などに加え、女性の代表として、厚生労働に関わる政策、特に時代に合っていないと感じる雇用の在り方を変えていきたい」などと抱負を語りました。

一方、溝手氏の落選については「敵対ではなく、『2人を抱えよう』という選挙戦をすれば、2人とも当選できたのではないかと思い、残念だ。私にはわだかまりはなく、県内の議員と連携しながら、ほかの候補を応援した人にも信頼される政治家になりたい」と述べました。